浦田Familyの秘密4 (ページ40)

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＊(え……) ページ40

秀太side

青木さんは
ある屋敷に俺たちを案内した

A「ひっろー！」

真「やばいなぁ…」
光「すげっ」
秀「強っ」

大豪邸だった

こんなとこもあるんだな……

青「真司郎様、A様で間違えありませんよね？そして、秀太様、光啓様」

真「知らん」

ツンツンしてんなー

秀「何で知ってんだ？俺らのこと」

光「だよな？」

青「真司郎様、A様がお世話になっているからです」

お世話になっている？

庭のなんか、机と椅子があるとこで話すことになった

＊

青「いきなりですが、ここ、與家の跡取りは真司郎様です。A様はご令嬢になります。」

は？

光「え？どういうことだ？」

秀「意味わかんねー」

青「もともと、お2人はここで生活をするつもりだったのです」

それからの青木さんの話を代弁すると…

真司郎とAは、
母親(B子としよう)が與財閥の跡取りと密かに付き合っていた恋人だったらしい

正妻を持つことになった
跡取りAさん(ということにしよう)は
B子にそれを伝えた

すると、B子は姿をくらました

その後、
Aは正妻を持ったが、
不幸な交通事故でAの夫婦はこの世を去った

そんなところに
Aの書斎にB子からの手紙があった

十何年前のもので
そこには「双子を身ごもっている」と書かれていた

青木さんはそれを見つけ、
その双子を探していた

で、それが

真司郎とAなんだと…

＊

光「なんだそれ」

秀「俺たち、血が繋がってねーの？」

A「秀ちゃん…みっちゃん…」

俺と光啓の間に入って
ぎゅーっと腕に抱きついてきた

真「そんなの信じへん！おかしい！」

青「一応、先日も浦田家には訪ねて、お話は直也様と実彩子様にしております。…納得はしていただけませんでしたが…」

真「あれ、お前やったんか……！実彩子泣かしてたん、お前なんか！」

青「申し訳ありません！私共も、跡取りが必要なんです！」

真「そんなん知らんわ！」

青「真司郎様…」

A「帰る……帰りたいよ……」(;_;)

光「青木さん、また後日で」

秀「いきなり過ぎだしな」

光「2人だけじゃなくて、俺らも一緒にお願いしますね」

真「誘拐なんかしたらほんま知らへんからな」

真司郎、めっちゃ怒ってるし…

秀「家近くの公園までいいですか？」

青「かしこまりました」

車でずっと
真司郎は怒っててムスーっとしてて
Aは泣いてた

いきなり、血が繋がってないなんて
いくらなんでも…

なぁ…？