浦田Familyの秘密4 (ページ38)

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誰？ページ38

真司郎side

- ある日の夜 - …

夜中に起きてしもうた…

トイレ行くか………

一階に降りるにつれて

話し声がリビングから聞こえてきた

「今更っ……」

「ですが、決まったことなので」

「いきなり過ぎではないですか？」

ん？

直也くんと実彩子の声と
誰か知らんやつの声がする…

誰やろか…

実「絶対に嫌です」

直「俺たちは俺たちで今まで生活してきたんです」

？「もともと決まっていたことなんです。我々もそれに従うことになっていますので」

実「なぜ今なんですか…？あの2人は家族です！何度来られても変わりません！」
直「お引き取りください。そんなこと聞いてませんし、知りません。しつこいです」

2人が怒っとる…

珍しい怒り方……

？「今日のところは帰ります。ですが、従ってもらわないと我々も強行手段の許可がありますので」

実「二度と来ないでください！」
直「実彩子…」

実「私たちに関わらないでください！」

俺は階段を降りず、陰からその様子を見てた

実彩子、泣いてる…

許さへん！

タタタタタタタタッ………

パタン……

玄関の扉が閉じた…

直「真司郎…どうした？」

真「誰か来てたん？こんな夜中に…実彩子泣いとるやろ？どうしたん？」

直「何でもないよ。大丈夫」

実「気にしないで………」

実彩子、
顔を髪で隠してこっち向かへんやん

真「顔見してや」

実「ダメ」

直「真司郎、トイレか？」

真「え、うん。まぁな…」

直「いっといれ」

真「寒っ…」

ダジャレではぐらかされた

なんや、踏み込んだらあかんみたいやな

直「なんだよ」

真「いや、おやすみ」

実「おやすみ」

声震えとるやん

真「実彩子、無理せんでな」

実「うん、ありがと」

直「おやすみ」

誰やったんやろ………

男の声したな…

何で、もめてたんやろ……？

実彩子、大丈夫かな…？

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(家族の運命が動き始めます。秘密が明らかに…)