【うらたぬき】俺を見て【センラ】

爆発 ページ4

センラさんから来たメッセージ。



相談するのはさかたんだけ。って決めてたけど、さかたんにばかり相談するのもなんだか悪い気がしていた。


だから、センラさんに相談することに決めた。




今日はお仕事が休みなようで、これから会うことになった。




『まぁ、うらたんとどうせ今日も会えないし。』




ぶっちゃけ、私がどこで何をしてようとうらたんはどうでも良いんだろうな…とか考えてる私がいる。



外に出れるようにメイクと着替えをして、約束場所に向かおうと玄関で靴を履いている時。




『…え』




うらたんから着信がきた。





『…あっと…もしもし？』

う「あー…A？」

『どうしたの？』

う「今から会えない…？」

『…』




本音を言えば嬉しいし会いたいです。



でもね、私がここで「はい。行きます。」って言ったら、ただの都合の良い女になるのではないか？



そんなのは嫌だ。






『…さっき「来ないで」って言ったのうらたんだよ？』

う「うん…ごめん。でも、来てほしい。」

『…いい加減にしてよ！』

う「…」

『私はうらたんにとって何！？
都合のいい女？ それとも本命は別にいるの！？
だったら私は邪魔者っ！？』

う「…」

『…どうして何も言ってくれないの…』




言ってしまった。



でも、一言口から出てしまえば溜め込んでいたものが溢れてしまう。




『うらたんが分かんないよ…』




それだけ言って私は電話を切った。







そして、涙でグチャグチャの顔を見せないようにセンラさんとの約束場所へと向かった。

動揺→←謝罪

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す