落ちて、先輩

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海から帰ってきて少し経って、母から1枚の紙をもらった。花火大会のお知らせみたいなやつ
あぁ、そういえば
花火大会誘うんだった

メッセージでも送ってみるか

［おはようございます、もうすぐ花火大会あるんですけど、一緒に行きませんか］

そう送ってベットに寝転んだ

…先輩何してるんだろ
他の男と遊んでたりして
やだやだ、そんなの考えるだけで苛立ってくる

「…遅いな…」

いやまだ全然時間経ってないしな

課題はもう終わってるし、あとはなんだ…なんかあったっけ。

しばらく寝ていたらしく、母に起こされた
女の子が来てるよ、って

誰だよ…と悪態をつきながら着替えてリビングに行った。家族は気を使って部屋に行ったらしい。


「え、Aさん？」

『えへへ、来ちゃった。返信してくれないんだもん』

そう言われてスマホを見るとAさんから返信が来てた

「すみません、寝てました」

『だと思った。課題終わった？』

「終わりましたよ」

『さすがうらたくん。……』

しばらくの沈黙。
何話したらいいかお互いにわからなくて気まずい感じになってしまう

『しばらく会ってなかったから、会いたいなって思っちゃってお家にお邪魔しちゃったの。ごめんね』

「…先輩この後空いてます？」

『うん、空いてるよ』

「じゃあどこか行きません？」

僕だって会いたかったしもっと喋りたい。
もっと先輩と一緒にいたい

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