*二人の気持ち ページ41
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「…ケンカ?」
先生が店から出てきて坂田くんに掴まれていた手を解いてくれた
「Aちゃんは中に戻りなよ
俺に話があるんだろ?
すっげー睨まれてたから出てきた」
先生はこの状況に焦る様子もなくて笑っていた
先生に優しく頭を撫でられ隣に坂田くんがいるのに顔が熱くなるのを感じる…
トン と背中を押されるも心配になり坂田くんをちらりと見る
坂田くんはじっと先生に視線を送ったまま…
大丈夫かな…と一人オロオロしていたら先生が小さく頷いてくれた
オトナの余裕なのか
先生に任せていたらきっと大丈夫。と思え そっと店の中へと戻る
「Aちゃんもいなくなったし、言いたいことがあるならどうぞ?」
「ッチ 余裕だな…
Aのこと、からかってんのかよ」
「そんなつもりはないよ
お前と同じくらい真剣だと思うな」
「本気…なのか…?
生徒だぞ…」
「そうだな…
生徒…だな」
ふぅ…と浦田は深く息を吐く。
そして淡々と続けた
「Aの彼氏はお前だろ?坂田
何をそんなにびびってんの?
俺がAを好きだとしても、生徒だから手を出せない。逆もだ」
坂田も真剣な瞳のままこぼすのは本音のみ…
「見てたらわかるんだよ…
Aは浦田…あんたが好きなんだろ
付き合いだしたのだって俺が強引に…ッチ」
絶対に譲らないからな…
坂田の漏れた本音と、浦田の胸の内には"お前が羨ましい"とぼつり呟いた言葉は聞こえない
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しろねこ(プロフ) - ぱるふぇ@こたぬきさん» コメントありがとうございます*こたぬきさんからも応援されるさかたんきゅんストーリーが書けてたら嬉しいです(^^)もう少しで完結なのでお付き合いください* (2018年12月8日 17時) (レス) id: dd99e6efac (このIDを非表示/違反報告)
ぱるふぇ@こたぬき(プロフ) - 更新お疲れ様です!ドキドキしながら読ませてもらっています。こたぬきなため、うらたさんを応援しがちなのですが、坂田さんの、夢主ちゃんを思う気持ちにきゅんきゅんしたりしてます 笑 更新頑張ってください!応援しています。 (2018年12月8日 15時) (レス) id: 99954bd369 (このIDを非表示/違反報告)
しろねこ(プロフ) - 雪兎-ユキト-さん» コメントありがとうございます。きゅんをテーマなお話です(^^)引き続き楽しんでもらえたら幸いです*. (2018年12月7日 16時) (レス) id: dd99e6efac (このIDを非表示/違反報告)
雪兎-ユキト-(プロフ) - コメント失礼します!初めまして、いつも楽しく拝読させて頂いております!!しろねこ*さんの作品はどれも好きなのですが、この作品は本当に好きです!読んでる私も顔が赤くなってしまいます(苦笑)これからも頑張ってください、応援しています!! (2018年12月7日 16時) (レス) id: 0b875c6eec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しろねこ* | 作成日時:2018年12月1日 4時