[男主][歌い手]炎上しました。男同士ですけど。2[まふまふ] (ページ10)

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ごじゅうろくページ10

「おじゃましまーす」

「いらっしゃい、外暑かった？」

家に来た優は少し汗ばんでいた。

「んーまぁまぁやな」

「んーそっか、何飲む？」

「サイダーある？」

「あるよ、持っていくから先リビング行っといて」

「ありがとうなー」

優は、高校の時から変わってない。
僕の家に来ると決まってサイダーを飲む。
昔のことを思い出して少し頬が緩む。
コップとお菓子をたくさん乗せたプレートをトレーに乗せて、鼻歌を歌いながらリビングに向かう。

「その曲どっかで聞いたわ」

優のもとに行き、トレーを机に置いたとき、僕の鼻歌が聞こえていたらしく、そう聞かれた。

「そらるさんに提供した「秋雨に酔う」ってやつ。結構お気に入りなんだよね」

「バラード系だったっけ？」

「そうそう」

「ほーーーん、また依頼してもいい？」

「浦島坂田船の今の作り終わったらいつでも。」

「やったね」

なんて雑談をしながらスマブラをする準備を進める。
対人間では久しぶりにやるから下手になってそう。
CP相手でならちょくちょくやってたんだけど。
ぼっちとかいうなよ。

「コントローラーどっちがいい？」

「そんなこだわりないわ」

って笑いながら悩む素振りを見せずに優がコントローラーを選ぶ。
まぁそれもそうか。

「あ、罰ゲーム……しちゃう？」

「おっなににする？」

「ついったーでポエム投稿？」

何気なく提案したら、お気に召したよう。
今まで真面目なツイートしかしてきてないから、急にポエム投稿ってなかなか鬼畜。
ま、負けないでしょ。