[男主][歌い手]炎上しました。男同士ですけど。2[まふまふ] (ページ9)

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ごじゅうごページ9

「なーーーーーんにもおりてこなーーーーーい！」

絶賛スランプ中。です。
塾のバイトは続けながらも、作詞の仕事は再開することにした。
だから今依頼をこなしてるところなんだけど。

「浦島坂田船って何」

浦島坂田船は浦島坂田船です。
浦島坂田船へ提供する詩をかいてるんだけど、どうしても行き詰っちゃう。
納期はまだだし息抜きしてもいいかなって思ったんだけど。
楽しみにしてるで！って満面の笑みで優に言われちゃって。
早く作ってあげて、歌ってほしくなっちゃったんだ。

「でも今日は無理そうだなぁ……」

気分転換にゲームでもするかなぁ。や、でもゲームも気分じゃないなぁ。
って色々考えながらぐーっと伸びをする。
ゲーミングチェアからおろした足をぶらぶらを揺らしながら、少しだけスマホを触る。
タイムラインを眺めていると、どうやら優は今日一日暇しているらしいことが分かった。

暇ならちょっとくらいかまってくんないかなーーーいやでもなーーーって悩んでたらラインの通知がぴこんっと鳴った。
誰だろうって通知欄を見れば、そこには「優」の文字。
それと短めのメッセージ。

「スマブラやりたいから家行っていい？」

ちょうどいい息抜きになりそう。って思った僕はすぐにいいよ！って言葉を返す。
すぐ行く！って返信が来たから、いそいそとお菓子とかジュースとかを引っ張り出す。
友達とゲームしながらお菓子食べて雑談するの好きなんだよね。
あっという間に時間がすぎちゃうのが難点だけど。