【刀剣乱舞】裏歴史調査本丸伍【薄桜鬼】 (ページ8)

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次郎「何だい何だい？
面白そうな事をしてるじゃないか」

太郎「主、私たちのお相手をして頂けませんか？」

先ほどまでパラソルの下で
酒だ！お茶だ！と飲んでいた２振りだったはずなのに、
急にやる気を出してきたようなのだが…。

A「……遠慮しておきます…」

次郎「えぇ！？何で？！」

A「そんな身長の高い２振りが相手じゃ、
勝負にならないよ！」

小狐「ならば私がぬし様と組みましょう。
もう一人は………御手杵、一緒にやりましょう」

御手「え？俺か？」

確かにこの２振りなら勝負になるかもしれない。

アタッカーは２振りに任せて、
私はボールを上げる側に回ればいっか。

……なんて、考えていた私は甘かった。

A「ギャー！そんなボール取れるわけないでしょ！」

次郎「ありゃ？ごめんごめん、
強くやりすぎちゃったみたいだね」

次郎さんが打ったボールは砂浜だから跳ねる事はないのだが、
そのボールが砂に埋まるぐらいの強さだった…。

無理無理無理！

あんなボールを受けてしまったら、
下手したら私の腕が持っていかれる！！

そんな姿を見たからなのか、
返ってきたボールを受け取るのは小狐丸の仕事となり、
私の役目は上がったボールを御手杵に渡す
セッター役へ回る事になった。

小狐「負けてしまいましたね」

御手「次郎太刀たちは強いな…」

A「小狐丸と御手杵もそうだけどさ、
手を挙げなくてもネットを超えるっていうのは
反則でしょ…」

結果。

バレーボールはほとんどやった事のない身長の低い人と
高身長の人が対戦すると、ほぼ負けが確定する。

という事がよく分かった。

……いや、私の運動神経が劣っただけだと思うけど…。

運動神経が悪いと思いたくないだけ！

言い訳です！すいません！

A「……誰に謝ってんだろ…」

フゥと一息吐いて、
清光が準備してくれていたパラソルの下に座る。

これまた清光が用意してくれていたお茶を一口飲み、
バタッと大の字になって寝そべった。

加州「ちょっと、こんな所で寝ないでよ？」

A「無理かも、寝る」

加州「えぇ？！」

最後、清光の驚きの声が遠くの方から聞こえた気がした。