【刀剣乱舞】裏歴史調査本丸伍【薄桜鬼】 (ページ26)

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１０５．不思議な報告ページ26

～大和守安定side～

どれだけの時間寝ていたんだろうか。

気付けば朝になっていた。

大和「ね、寝すぎた…」

和泉「よぉ、起こす手間が省けて良かったぜ」

大和「やっぱりさ、非番だったんだし
本丸へ戻れば良かったって思うよね」

和泉「俺たちにすれば、
ここは落ち着く場所の一つではあるけどよ、
やっぱり本丸が一番だよな」

朝餉の準備が出来たようで、膳を持って来てくれた。

どうやら今日の食事当番は兼さんだったようで、
こちらに来てから兼さんが作るご飯にも慣れてきたんだ。

……でもやっぱり、
燭台切さんや歌仙さんのご飯が恋しくなるけどね。

兼さんから膳を受け取って障子を閉め、
２振りで朝餉に手を付けようとした時だった。

先程閉めたばかりの障子が開いて入って来たのは、
制札警護へ出かけていた蜻蛉切さんだ。

疲れた表情はd手いるけど、どうも様子がおかしい。

大和「お疲れ様。どうしたの？何かあった？」

蜻蛉「……浪士を捕まえたんだが…」

和泉「は？！捕まえたのか？！」

大和「すごいじゃん！
でも捕まえたのに、何でそんなに浮かない顔なの？」

蜻蛉「実は…」

え…？雪村さんが…？」

蜻蛉切さんたち１０番組が捕まえた浪士の中に、
雪村さんに似た女の人がいたそうだ。

だけど

「それはおかしい」

と、兼さんが口を挟む。

和泉「昨晩、あの女はこの屯所にいたぜ？
井戸で茶碗を洗ってる姿を見てるからな。間違いねえ」

蜻蛉「では、昨夜の女は一体…」

大和「見間違いとかじゃなくて？」

蜻蛉「……本当に似ていたんだ。驚く程にな」

浪士たちに混じっていて、
しかも一度捕えた奴らを逃がしたとなると、
仲間だと考える方が自然だよね。

雪村さんに似た女、か…。

大和「やっぱり主に報告する必要があるよね」

和泉「そりゃそうだろ。
それがあの女じゃなかったとしても、
今は主が雪村とその父親について調べてんだし、
小さな情報でも回してやらねえとな」

蜻蛉「俺は今日、本丸へ戻る。
その時に報告しておくよ」

和泉「承知したぜ。さて、蜻蛉切も食べるだろ？」

蜻蛉「ああ、頂こう」

制札警護についての話は終わり、
３振りで朝餉を食べて各々の仕事へと就く。

寝て過ごしてしまった非番は久々で、
何で僕も本丸へ戻って休まなかったんだろうと少し後悔した。