【刀剣乱舞】裏歴史調査本丸伍【薄桜鬼】 (ページ23)

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文月「さて、君の病室はここだよ。
これから治療についての説明をするから、
そこに座ってくれるかな？」

少し広めの部屋。

その部屋には病院でよく見るベッドが置いてあって、
テレビや冷蔵庫といった家電も置いてある。

部屋の隅には扉があって、
そこを開けるとトイレとシャワーが設置されていた。

治療中はこの部屋から出る事が出来ないのだから、
ある程度の生活が出来る設備は整っているのだ。

沖田「治療が終わるまではこの部屋から出られないって事？」

文月「簡単に言えばそういう事だね」

A「面会はどうなります？」

文月「入院と退院以外で
この部屋へ立ち入る事は出来ないんだ。
だけど、ガラス越しに面会は出来るよ。
この部屋にはマイクとスピーカーが付いているから、
廊下の受話器で話をする事だって出来るんだ」

なるほど。

ちゃんと面会が出来るというのであれば、それは有難い。

たぶん安定だって会いたいと思うだろうしね。

近藤さんにスピーカーやマイクが分からないと言われ、
受話器の使い方を教えてあげる。

それと同時に沖田総司はテレビや冷蔵庫、
トレイやシャワーなどの設備の使い方を教えた。

二人に使い方を教えると…。

沖田「何でこんなに薄い箱の中に人間がいるのさ！」

近藤「これで話が出来るとは！すごい世の中だ！」

土方「こんな物からお湯が出るなんて…」

二人に教えたつもりだったのだが、
それを見ていた土方さんまでもが驚いていた。

何も知らない子供のような反応が面白かったけど、
昔はこんな物が無かったのだと思うと
不便な時代だと思ってしまうのは、
便利な物に囲まれている私が
文明に甘えているような気がしてしまう。

文月「さて、これで入院についての説明は終わりだよ。
書類は医事課へ持っていってくれる？」

A「分かりました。提出しておきます」

文月「これから先、
退院するまではこの部屋へは立ち入れないから、
差し入れや荷物がある場合は看護師に渡してね」

A「分かりました」

書類を医事課へ提出し、
持ってきていた報告書などは弥生さんに渡した。

そして沖田総司と別れて
私たちは転移装置へと向かった。