【刀剣乱舞】裏歴史調査本丸伍【薄桜鬼】 (ページ19)

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この問いかけに、
新選組の３人は静かに力強く頷いた。

それならとソファから立ち上がってデスクへ向かい、
パソコンで政府へ連絡する。

相手側の弥生さんは

「今すぐ？！」

と驚いていたものの、
準備は出来ているから大丈夫だと言ってくれた。

準備をして行くと伝え、そのまま通信を切る。

近藤「本当にここは知らない絡繰りばかりだな」

土方「俺たちも初めて来た時は驚いたからな」

沖田「まあ、何回も来て見ていたら慣れましたけどね」

A「これから政府へ行く準備をしますので、
その間は本丸の中でも探索してきてください」

「おぉ！」と嬉しそうな声を出した近藤さんは、
書斎にいた兼さんと一緒に出て行った。

確か近藤さんって３０代のはずだけど、
まるで少年のような人だと思う。

政府から渡されていた入院書類を纏め、
ついでだからと普段の報告書も
纏めて持って行く事にした。

月に一度の定例報告の日はまだまだ先だけど、
その日に持っていく荷物が
少しでも減れば嬉しいからだ。

政府へ行くにしては少ない量の書類を持ち、
書斎を出て３人を探しに行く。

A「こんな場所にいたんですね」

近藤「ここには立派な畑があるのだな！」

加州「普段から俺たちが頑張って育ててるからね」

A「楽しんでいるところ申し訳ないのですが、
そろそろ政府へ行きましょうか」

そう言うと畑で栽培している野菜の葉から手を離し、
土がついた袴の裾を手で軽く払って畑から出てくる。

先程までの楽しそうな笑顔はもう無くて、
至って真剣な表情で「頼む」と頭を軽く下げた。

３人を連れて転移装置まで行こうと歩き出そうとした時。

加州「ねえ、主。俺も付いて行っていい？」

A「ん？政府に行くだけだよ？」

加州「それでも行きたいんだ。ダメ？」

清光の元主である沖田総司の入院だ。

あれだけ思い入れのある人物なのだから、
清光が行きたいと思うのは当たり前なのかもしれない。

特に断る理由もないから
清光を含めて４人を連れて転移装置へ行き、
政府への座標を合わせてボタンを押した。