【刀剣乱舞】裏歴史調査本丸伍【薄桜鬼】 (ページ11)

今日:4 hit、昨日:56 hit、合計:13,278 hit

９８．花火大会？！ページ11

光が治まってから見えたのは、
何処かの路地。

政府が座標の調整をしてくれたようで、
目立たない場所へ送ってもらえるようになったようだ。

A「何処でやるの？」

大和「伏見だよ。ちょっと歩かなきゃいけないけど、
そんな遠くないから大丈夫！」

遠くないのか。

それなら浴衣で歩いても大丈夫そうだな。

なんて、思ったのが間違いだった。

A「と、遠くない…？」

加州「安定はさ、
この時代の距離感に慣れちゃってるから
感覚がマヒしてるんだよ」

大和「えぇ？！この距離ぐらいは巡察で歩くよ？！」

堀川「主さんは本丸と政府へ行くぐらいしか
動きませんからね」

ニコニコとしているが、堀川……。

『運動不足の主さんが悪い』

って顔に書いてあるからね！！

くっそー…。
これからは政府が管理してるジムにでも定期的に通うか…。

原田「大所帯になったな」

永倉「いいじゃねえか！
祭りは大人数の方が楽しいんだからよ」

だいぶ歩いた頃。
後ろから声が聞こえて振り返れば、
そこには久しぶりに見た新選組の２人がいた。

いつ見ても、
この時代にしては露出の高い服装をしていると思う。

A「お久しぶりです。お邪魔しています」

原田「いいって事よ。
いつも俺たちの方が邪魔ばっかしてて悪いな」

大和「悪いって思ってるんだ」

永倉「んだ？三品。文句でもあるってか？」

A「文句なんてありませんよ。
ところで、伏見まではあとどれくらい歩くんですか？」

原田「ん？もうすぐだよ」

その言葉を信じて歩いてみたけど、
結局原田さんたちと合流してから辿り着くまでに
４０分かかった。

普段から着物や巫女服やらを着てるから
草履を履いていて良かったと、
本当に、ほんっとうに！思った。

原田「先発組がいるはずなんだが…。
ああ、いたいた。おーい！」

何の違和感もなしについて来たし、
兼さんや蜻蛉さんと一緒に見るという話にはなっているが…。

新選組のメンバーと一緒に花火を見るなんて聞いていない。

寧ろ何で一緒にいるのかと今になって不思議に思う。

原田さんが呼びかけた先にいたのは、
兼さんと蜻蛉さん、
雪村千鶴と藤堂平助、そして斎藤一の５人だった。