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A「……見られた…？」
見慣れた本丸の建物が視界に入った途端、
額と背中を冷や汗が流れる。
あれは誰だ？
屋根なんて、普通は上るものじゃない。
ふと思い浮かんだのは、あの金髪野郎の姿だ。
あいつなら、屋根に上っていてもおかしくはない。
２回とも、気配を手繰って現れていた。
もしかしたら今回も、
私たちの気配を手繰ったのかもしれない。
それならそれでいい。
新選組の隊士じゃなければ、
潜入に支障はきたさない。
一期「どうなさいました？」
A「……ううん。何でもない」
門前から動こうとしない私を不思議に思ったのか、
一期が首を傾げながら問い掛けてくる。
ここで不安を煽るような事を言うべきではない。
……いや、怒られる前に相談しておくべきか。
A「……何でもないなんて嘘。
本当は、私たちの姿を見ていた人物がいたんだ」
一期「何ですって？それは誰なのですか？」
A「分からない。
少し先の屋根から見ていたっぽいから、
はっきりと確認は出来なかった…」
一期「そうですか…。
しかし、遠くの方から見ていたのであれば、
こちらの姿もはっきりとは見えていなかったはず。
お気になさる事はないかと思います」
うん。そうだよね。
一期の言った通りだ。気にする必要もないか…。
A「ありがとう。相談して良かったよ」
一期「では、中に入ってお休みください」
A「うん。今日はお疲れ様」
本丸の中に入り、
粟田口部屋の前で一期とは別れた。
書斎に戻り、
面とカバンをソファに放り投げて自分も座る。
背もたれに身体を預け、天井を仰いだ。
もし、あの人物が金髪野郎だった場合、
あの男は何者なのだろうか。
いくら不思議な気配を感じたと言っても、
執拗に追いかける意味は何なのだろうか。
A「あの男の調査もするべきかな…？」
池田屋事件の時に、
沖田や藤堂の相手をしたのはあいつらだ。
それは彼らの報告を受けた時に確信した。
見掛けは外国人ではなかったし、
ハーフだという感じもしなかった。
なら、あの時代に金髪は目立つし珍しいんだ。
そう何人もいるとは考えにくい。
A「よし、調査項目を増やそう」
一つの考えに辿り着き、
ソファから立ち上がってデスクに向かい、
パソコンを開いた。
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まほろ(プロフ) - 華音さん» 本当にお久しぶりです！かなりの期間更新を停止していたのですが、これから少しずつまた更新を始めていきますので、またよろしくお願いします＾＾ (2022年7月6日 8時) (
レス) @page33 id: 115993110f (このIDを非表示/違反報告)
まほろ(プロフ) - ベルさん» 始めから読んでいただきありがとうございます＾＾かなりの時間更新を停止していましたが、これから少しずつでも更新していきますのでよろしくお願いします＾＾ (2022年7月6日 8時) (レス) @page33 id: 115993110f (このIDを非表示/違反報告)
まほろ(プロフ) - サヤさん» 返信が遅くなってしまい申し訳ありません；；続きを楽しみにしてくださっていたのに更新停止していて申し訳ありません。これから少しずつ更新していきますので、よろしくお願い致します＾＾ (2022年7月6日 8時) (レス) @page33 id: 115993110f (このIDを非表示/違反報告)
まほろ(プロフ) - 林さん» 風化してしまいそうなほど返信が遅くなってしまい申し訳ございません；；更新を停止していましたが、少し時間が出来てきましたので、本当に少しずつになってしまいますが更新していきますので、これからもよろしくお願いします！ (2022年7月6日 8時) (レス) @page33 id: 115993110f (このIDを非表示/違反報告)
華音(プロフ) - お久し振りです( ´ ▽ ` )つい最近『ブラック本丸専門審神者』を読み返しておりまして、また最初から此方の裏歴史調査本丸も読み返そうかなと思っていた矢先、参の更新がされてとても嬉しく(≧∀≦)早速読ませて頂きました。 (2022年7月4日 10時) (レス) id: 85eea2d6ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まほろ | 作成日時：2020年5月22日 12時
