【刀剣乱舞】裏歴史調査本丸 壱【薄桜鬼】

１７．予想外の出会い ページ34

全員で力を合わせて
検非違使の殲滅に成功。
京都の町並みに静寂が戻った。




A「あぁ…、弥生さんに怒られるかなぁ…」

堀川「主さんはやっぱり強いですね！
検非違使相手に引けを取らないなんて」

A「本当はダメなんだよ？
私が手を出すのは御法度なんだから…」

薬研「まぁまぁ、いいじゃねぇか。
おかげで倒せたんだしな」

燭台「お説教なら、僕も一緒に受けてあげるよ」




優しいかよ！みっちゃん！
本丸の母ちゃんだな、本当！




A「じゃぁ、帰ろうか」

長曽「よし、帰還！」




全員が携帯型転移装置のボタンを押し、
金色の光りに包まれて来た時だった。




？？「ほぉ。面妖な気配がすると思い来てみたら、
おまえ、人間にしてはおかしな力を持っているな」




自分の専用携帯型転移装置を手にしたまま固まる。

見られていた…？

恐る恐るそちらへ視線を向ければ、
着流しの白い着物に黒い羽織。
羽織の襟は三日月と同じ紗綾形(さやがた)の模様が入っている。

そして何より目立つのは、金髪の頭だ。

この時代に金髪…？
珍し過ぎやしないか？




A「何のことでしょうか？」

？？「そのように警戒する必要はない。
少々興味があっただけだからな」




それが一番警戒すんだろうが。
何言ってんだ？このイケメン。




A「そうですか。では、私はこれで…」

？？「まだ話は終わっておらんぞ。
おまえ、人間ではないのか？
妖であるなら、斬るまでだが」




は？頭イカれてんのか？
誰が妖だ！どう見ても人間だろうが！

あまりにも突拍子もない発言に呆れて黙っていると、
それを肯定と捉えたのか、急に刀を抜かれる。




A「ちょ！
物騒なものを出さないでくださいよ！」

？？「では聞く。貴様、何者だ」




【おまえ】から【貴様】になりましたけど？！
そこまで敵意を向けられる
理由も分かりませんけど？！

どうするべきかと考えるけど、
この時代の人間と関わるべきではない。

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