【刀剣乱舞】裏歴史調査本丸 壱【薄桜鬼】

●〇●〇 ページ27

自分の部屋は真っ先に
終わらせてしまったし、
私の担当だったお風呂も終わってる。




A「他に手伝う所ってないかな…」

蜂須「主、部屋に置いてある水晶が
光っているんだが、いいのか？」

A「え…？」




蜂須賀は手入れ部屋担当。
その手入れ部屋は私の部屋の隣。

喚起のために部屋は開け放ってあるし、
廊下から見えたらしい。

その報告を聞いて、すぐさま部屋へと走る。

部屋に置いてある水晶は、
幕末に言っている彼らに渡した数珠と繋がっていて、
彼らの感情に変化があったり、
危機が迫っていると教えてくれるようにしてある。

その水晶が光ってるって事は、
誰かに何かあったって事だ。

部屋に入り確認すると、光っている水晶は１つ。

兼さんの水晶だ。




A「この光り方、焦ってる…？」




水晶はゆっくりと点滅していて、
それは焦りを示している。

何を焦ってる？何があった…？

そんな事を水晶を見ながら考えた所で、
彼らの映像が見えるわけじゃない。

どうしよう…。この点滅の仕方だけで、
私が様子を見に行くべきなのか…。

それともここで、もう少し様子を見るべきなのか…。

どうしよう…。
どうしたらいい…？




燭台「厨の掃除が終わったよ。
って、どうかしたの？」

A「兼さんが何かに焦ってるみたい…。
どうしよう、どうしたらいい？！」

燭台「落ち着いて。
その感情はどんな時に出るようなものか分かる？！」




どんな時に？




A「そうだな…。
想定外の事が起きた時のような、
何が起こったのか分からないような焦り…かな？」

燭台「それなら、
和泉守くんに何かあったってわけではなさそうだね。
もう少し落ち着いて様子を見たらどうかな？」




なるほど。そう分析する事が出来るのか。
さすがみっちゃんだぜ！

私は心配しすぎなのかもしれない。
兼さんじゃないけど、もう少し、
ドシっと構えなければいけないのかもしれないな。


ピーピー

ピーピー




A「嘘、でしょ…？」

燭台「この音、時間遡行軍？！」

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