〇救う策 ページ15
「ナイスパスです！」
「……？？」
さっきのパスは明らかにコースがそれていたのに、ナイスって……どういうこと？
詩音は一星が言った意味が分からずしばらくその場で硬直していた。
「詩音ちゃん、いくよ！」
「は、はい」
野坂に呼ばれてボールに意識が向いた時には既に足元にきていた。
そのまま真っ直ぐドリブルをするが、相手のスライディングのせいでボールをこぼしてしまいサイドラインをわった。
「惜しかったね。でも、次頑張ろうね」
「……？？」
すれ違いざまに頭をポンポンされた詩音の思考は渋滞を通り越してもはや停止していた。
しかし、彼女がそんなことを言っても試合は続く。
イナズマジャパンのボールはことごとく詩音に集められた。
〜〜〜回想ーベンチにてー〜〜〜
「で、助けるってもどうやって？」
みんなの意向がまとまった所で重要なところを稲森が聞く。
それに対して野坂はこう答えた。
「簡単さ。詩音ちゃんにボールを集めて、失敗した時にフォローしてあげるんだ」
「は？そんなのいつもやってんだろ」
いつもしていないみたいな言い方すんな、と少し不貞腐れ気味の灰崎に野坂は少し微笑んで動じずに答える。
「詩音ちゃんには『失敗したら怒られる』という思考が植え付けられてるから、失敗しても大丈夫だって思ってもらうんだ」
「そうすることで詩音さんにとっての心の支えができるというわけで〜す」
「なるほど」
野坂の後に監督も補足をして納得したメンバー。
『失敗したらいけない』という思考を『失敗しても大丈夫』という認識に変えてあげることで、彼女にも余裕を与えるという作戦(？)にみんなが同意した。
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おまんじゅう(プロフ) - 星猫さん» プロフから行けるボードに書き込んでおいたので良ければそちらを参照ください！！お話等もそちらを使っていただければ幸いです。お手数お掛けしますが、よろしくお願いしますm(_ _)m (2021年9月7日 18時) (
レス) id: e52fd62a9b (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年9月7日 18時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
おまんじゅう(プロフ) - 星猫さん» 高評価、ありがとうございます！！これからも応援宜しくお願いします！！ (2021年9月7日 18時) (レス) id: e52fd62a9b (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - はじめまして!とても素晴らしいです!高評価しました! (2021年9月7日 16時) (レス) id: 8c51e3f139 (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん - 返信ありがとうございます！最高ですね！次回も楽しみにしています！ (2021年9月2日 6時) (レス) id: f751d7262a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おまんじゅう | 作成日時：2021年8月19日 10時
