〇天然通り越して… ページ34
FFIアジア予選第5試合。
《FFIアジア予選もついに最終戦！イナズマジャパンが世界への扉を開く瞬間を見ようと超満員の観客が詰めかけています！
イナズマジャパンに緊急事態が発生！ここまでチームを率いてきた趙金雲監督が急病のため、この試合は久遠コーチが監督代理を務めるということです！》
「……え、仮病じゃないんですか？」
「詩音ちゃん、それ以上は大人の都合だよ」
「……そうですか」
実況の説明にすら質問をする詩音の純粋さ(？)を程よく理解している野坂がその場で諭す。
「スタメンを発表する」
FW 吉良、灰崎
MF 不動、基山、野坂、稲森、一星
DF 士郎、詩音、風丸
GK 円堂
「詩音ちゃん、よろしくね」
「はい、こちらこそ」
今大会で初めてDFとなった詩音は吹雪と会話を交わしていた。
「ホーッホホホ！いいですね、ヒリヒリしたこの緊張感。勝った方だけが世界に行けるまさに天国と地獄マッチですよ」
「……え」
今、絶対に聞こえないはずだった声が聞こえて詩音は少し困惑する。
その声の主は子文が被っていたお面をつけた、デカ目の体型の人。
体型も声もここまで似ることはあるのだろうか、と考える詩音を他所にほかの者はもう確信がついていた。
「あぁ……やっぱりそうだよな？」
「変装してるつもりなのか？」
「あの人はこの試合からコーチに就任したチョウ・キントウンさんだそうです」
「？監督と名前似てますね」
「「「(気づいてないのか！？)」」」
「詩音って……」
「天然過ぎて心配になってくる……」
「天然じゃなくて、もはやバカだろ」
「いや、バカというより鈍感？」
「もうどっちもでいいんじゃ？」
「まぁ、これも彼女の良さだけどね」
みんなが話している内容にさっぱりついていけない詩音は次第に興味を失くし、ベンチに座って相手選手のウォーミングアップを観察していた。
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おまんじゅう(プロフ) - 星猫さん» プロフから行けるボードに書き込んでおいたので良ければそちらを参照ください！！お話等もそちらを使っていただければ幸いです。お手数お掛けしますが、よろしくお願いしますm(_ _)m (2021年9月7日 18時) (
レス) id: e52fd62a9b (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年9月7日 18時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
おまんじゅう(プロフ) - 星猫さん» 高評価、ありがとうございます！！これからも応援宜しくお願いします！！ (2021年9月7日 18時) (レス) id: e52fd62a9b (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - はじめまして!とても素晴らしいです!高評価しました! (2021年9月7日 16時) (レス) id: 8c51e3f139 (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん - 返信ありがとうございます！最高ですね！次回も楽しみにしています！ (2021年9月2日 6時) (レス) id: f751d7262a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おまんじゅう | 作成日時：2021年8月19日 10時
