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No side
森を進んでいくと、やたらと大きくひらけた場所へ出た。中央には大きな岩があった。
貴「え？ここ？」
カ「ここですね」
ワ「と、なると」
シ「あぁ、アレだろうね」
6人と1匹は大きな岩へ視線を向けた。
ロ「いや、アレはやばいって」
ナ「思ってた倍のサイズなんだけド…」
レ『…？』
耳をぴこぴこと動かしたレオンが首を傾げた。
貴「どした？レオン」
レ『あぁ、少し変だと思っ…⁉』
地面が小刻みに震え、ソレが起き上がったことを知らせる。
満月を背に
貴「ク、クマだ…」
ナ「四足歩行って聞いてたんだけどナ…」
ワ「いや、そんなことよりサイズでしょう」
カ「『すいぞくかん』のおおきな『すいそう』くらいなので…『はちめーとる』くらいですかね？」
ロ「クマってそんなに大きくなるの…？」
シ「…いや、普通にといってもこの世界の常識でだが、それでも可笑しいのだよ」
レ「おーおー、コイツはすげぇや」
いつの間に外に出たのか、レイがクマを見上げて感心した。
レ「セイラ、試しに俺守って殴ってみろ」
貴「う、うん…。
『
地面を蹴って猛獣に一気に近づけば、緑色に輝くオーラを纏った右の拳が、猛獣の横腹をしっかりととらえた。
貴「入った！」
しかし…
貴「……うっそでしょ…」
視界の隅で大きな腕が横に振り払う動作を始めたのが見えた。
貴「っ⁉」
残り5メートル程で急に加速した腕が、蚊を払うようにセイラを吹っ飛ばした。
受け身をとって地面を転がり、両手の五指を地面に突き刺す様にして速度を殺す。
土と芝生が舞い上がり、爪が剥がれそうに痛む。
レ「無事か？」
貴「…最大威力が通らなかった…」
レ「と、なると一点を集中砲火だな。
ロキ！セイラの手、なんとかしてやれ。
時間は稼ぐ」
ロ「はいっ！」
手際よくセイラの手を洗浄し、包帯を巻いていく。その間に降り注ぐ攻撃は、カナタによって張られたバリアと、レイの影によって流される。
ロ「出来た」
貴「ん！ありがと！」
再び最前線に立つと、しっかりと猛獣を見つめた。
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ラヴィ(プロフ) - AYさん» ありがとうございます！正直ネタ切れなんでリクエストあったら教えてください！私ができる限りにはなりますが実現させるので！ (2020年5月14日 2時) (
レス) id: fcdde202d3 (このIDを非表示/違反報告)
AY - 待ってました！これからも更新頑張ってくださいね♪ (2020年5月13日 8時) (レス) id: b293a3810d (このIDを非表示/違反報告)
バレーノ(プロフ) - モフレさん» ありがとうございます！モフレ様もお体に気をつけてください！ (2020年3月19日 1時) (レス) id: fcdde202d3 (このIDを非表示/違反報告)
モフレ(プロフ) - 初コメ失礼します…！このお話好きすぎて何回も最初から読み返してます……！お体に気をつけて頑張ってください！応援してます (2020年3月18日 21時) (レス) id: ac508ad555 (このIDを非表示/違反報告)
バレーノ(プロフ) - 宵城さん» ありがとうございます！ゆっくりですがしっかり更新していきます！ (2020年2月8日 23時) (レス) id: fcdde202d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バレーノ | 作成日時：2019年10月27日 8時
