4「中庭」 ページ18
No side
他の5人もすでに目が覚めて集まっているということで、レオに腕を貸してもらいながら、その集合場所、中庭まで歩いていた星楽。
起きた時は何も感じなかったが、頭が覚醒していくにつれて段々とあの不思議な世界でのことを思い出していた。
零「お、寝坊助が来やがった」
渉「そんなこと言って、さっきまで…『星楽はまだか？もしかしてあいつだけ目ぇ覚めてねぇんじゃ…』ってオドオドしてたじゃないですか！」
2人が言い合いをしている間、レオが星楽に向かい合った。
レ「じゃあ、俺は『Knights』の集まりがあるから行くな？明日また来るよ。今度は、俺の仲間も連れて、もっとゆっくり話そう」
貴「うん。待ってる！」
星楽の笑顔を見た途端、再び涙腺が緩んで思わず星楽の肩に顔を埋めて抱きしめた。
チラリ、と横を見れば案の定しっかりとこちらを睨みつけている零。少し優越感を感じて、口角が上がった。あぁ、なんだか懐かしいな、とレオは思った。
貴「みんなはさ、『おじいちゃん』って言葉聞けば分かる？」
零「あぁ、分かるぜ。あんな変なジジイ、忘れたくても忘れらんねぇよ」
宗「あれから試してみたのだけれど、『念』は使えなくなっているのだよ」
渉「しかし、なんだか体はよく動くようになりましたね」
夏「うン。まるで常に『堅』をしてるみたいダ」
奏「いまならちょっところんでも『むきず』でいられる『じしん』があります♪」
顔を見合わせて、奏汰以外が少しため息。
自分たちが周りの人間とは違う体質になってしまったような気がして、少し違和感があった。
宗「まぁ、なるべくこのことは口外しない方がいいだろう」
渉「そうですね。私たちだけの秘密にしておきましょう」
夏「…話は変わるんだけド、おじいちゃん、最後少し変じゃなかっタ？」
零「そういや見送りの時『元気でな』っつってたな」
奏「ぼくたちがかえれることをわかっていたんですかね？」
貴「寂しいな…。なんとかしてお礼だけでも言いたいよね。あんなによくしてくれたんだし…」
渉「なら、少し心当たりがあります！」
宗「あぁ、こちらの世界で形を失ったものが、あちらの世界にいくのかもしれない、という仮説かい？」
渉「えぇ！なので、手紙でも書いて燃やしてみましょう！」
貴「そしたら、学院のみんなも一緒に写った写真撮ろう！」
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ラヴィ(プロフ) - AYさん» ありがとうございます！正直ネタ切れなんでリクエストあったら教えてください！私ができる限りにはなりますが実現させるので！ (2020年5月14日 2時) (
レス) id: fcdde202d3 (このIDを非表示/違反報告)
AY - 待ってました！これからも更新頑張ってくださいね♪ (2020年5月13日 8時) (レス) id: b293a3810d (このIDを非表示/違反報告)
バレーノ(プロフ) - モフレさん» ありがとうございます！モフレ様もお体に気をつけてください！ (2020年3月19日 1時) (レス) id: fcdde202d3 (このIDを非表示/違反報告)
モフレ(プロフ) - 初コメ失礼します…！このお話好きすぎて何回も最初から読み返してます……！お体に気をつけて頑張ってください！応援してます (2020年3月18日 21時) (レス) id: ac508ad555 (このIDを非表示/違反報告)
バレーノ(プロフ) - 宵城さん» ありがとうございます！ゆっくりですがしっかり更新していきます！ (2020年2月8日 23時) (レス) id: fcdde202d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バレーノ | 作成日時：2019年10月27日 8時
