グリーンホワイト＃７

おめでとう！！ ページ8

(そして三人はお色直しのために控え室に向かった。)

(そのあと、直也も男メンと共にお色直しに向かった)

二人のお色直しも完了し、また会場に戻ってきました。

直也くんは紺のタキシード、佳穂里 は赤のドレスにＡＡＡのメンバーカラーの丸い飾りが付いているドレス。

(式は進み、いよいよクライマックスのお手紙。佳穂里 が両家の両親に宛てた手紙を読み終わりました。)

司「佳穂里 さんからの両家両親に宛てたお手紙、感動しましたね〜。私、この仕事を長年やらさせていただいてますが、この場面だけは毎回、ウルウルしちゃいますね〜。」

司「さて次は、式次第にはないのですが、佳穂里 さまからある方々への感謝のお手紙のコーナーとさせていただきます。」

直「えっ、俺も知らないんだけど(笑)」

『((笑))』

司「では、佳穂里 さん、よろしくお願いいたします。」

『はいっ。』

『今日は私たちのためにたくさんの方々に来ていただけて嬉しく思ってます。ありがとうございます。実はこれは私がプランナーの方にサプライズやりたいからって内緒にしててもらいました。だから、直くんも知らなかったわけで(笑)』

『さっき、ちぃーちゃんが佳穂里 はワガママ言わないって言ってくれたけど、今から少しの時間、ワガママに付き合ってください。では、お手紙読みますね』

『ａｖｅｘの皆様へ。

今日はお忙しい中、私たちの挙式、披露宴にご参列いただきありがとうございました。私がオーディションを受けたのが中学生の頃でした。合格をいただき所属して１０年以上が経ちます。その中で、地元佐世保の高校に通いたいってワガママを聞いてくださり、仕事と学業の両立をしながら学生生活を送らせていただきました。高校も無事に卒業することが出来、在学中にはＡＡＡとしてデビューもさせていただきました。こんなに充実した毎日を送らせてもらってることに日々感謝の気持ちでいっぱいです。社長、スタッフの皆さん、ＡＡＡスタッフチームの皆さん、本当に本当にありがとうございます。皆さんが支えてくれているから私も頑張ってこれました。これからもずっとずっと、宜しくお願いいたします！ 』
(一礼した)

司「まだありますよね？」

『はいっ！』

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