落ちこぼれ少女と王子様 。 （ 9 ）

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車で2時間くらい揺れていた。









会場について私は早速Twitterで呟いた。









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A @ 突き進みます



会場着きましたー！
今日来る皆様はルールを守って楽しく盛り上げてくださいねー！お待ちしております！！








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と書いてすぐに携帯を閉じた









「A、？久しぶりじゃない！」









そう声をかけてくれたのは秋だった。









A「秋！なんでここに？」









秋「いやあ、那月たちに会いに来ようと思って？w」









久しぶりの再会に私は嬉しくて舞台衣装のまま秋に抱きついた。









那月「Aー！！」









秋を抱きしめた視線の先から那月が走ってくるのが見える。









那月「ひっさしぶり！事故のあと何回かお見舞い行ったんだけどA起きてなくて…！ほんと生きててよかった！」









A「那月いいい！会いたかった！！！今日はゲストとしてよろしくね⸜(๑⃙⃘´•ᴗ•`๑⃙⃘)⸝」









秋「久しぶり、那月」









那月「秋〜！久しぶり、大人びたねぇ」









わちゃわちゃとガールズトークをしながら舞台を3人で眺めた









那月「ねえ、A、秋」









A「？」

秋「ん？」









まだ準備されていない舞台はキラキラもチカチカもしない。









だけど、胸の高鳴りははっきりと感じた









那月「舞台の上、今上がってみない？」









なぜ今なのだろう。リハーサルでも十分に上がったのに。









那月「ほら、気合入れに！」









A「そうだねっ！」









秋「よっし！行きますか！」









3人で舞台の中心へと走った。









そして、私が真ん中に立ち、秋と那月が隣に立ってそれぞれ手を繋いだ









私達はいま" 1 " つになっている









それがもしバラバラでも









こうして1つになれたなら









そんなことを夢見たのかもしれない

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