32 . ラブチア -あおい- ページ32
僕は高校一年のごく普通な学生。特に何かできるわけでもなく、ただ自慢できることといえば「踊る」ことだった。
こんな日々もなんとかしなければいけないと思い、始めたのがバスケ。友達に誘われて行ったんだけどなかなか楽しくてハマってる。
そしてそこのマネージャー、石川 Aさんに惚れてしまった。
彼女は僕より1つ上の先輩。いつも笑顔で皆を応援しているのでバスケ部員からはなかなかの人気。
輪の中でハキハキと喋る彼女と比べて僕は隅の方でモジモジと愛想笑いを続けていた。
マネージャーは5人いて、それぞれバスケ部員に好きな人がいるらしい。
そしてどうやら噂では次の試合でマネージャー達は告白を決めるのだとか…
まさか、Aさんも…
そんな憂鬱なことを考えているとAさんの周りの男子が楽しそうに馬鹿笑いをしている。
俺もあの中に混じりたい。
このままではダメだ。そう思った。
そしてようやく試合の日。いつも早めに来ているAさんの姿はまだ無くて俺はキョロキョロと辺りを探していた。
あぁ。マネージャーが全員いないと思ったら皆告白大会でも開いてるのか。だから部員も少ないんだ…
Aさんは今頃、背の高くてかっこいいあの人に…
そんなことを考えて一人頭を抱えていると後ろから聞き覚えのある声が響いた。
「 あのｯ 、 あおいくん！！ 」
そこに居たのはA先輩。
あおい「先輩…なんでここに…？」
「自分自身を応援しに来ましたｯ…」
そういった彼女の言葉にはてなマークを浮かべているとぎゅっとバスケボールを掴んでこう言った
「あおいくんの事、好きだって
ずっとずっと想ってたんです…!!!」
吃驚して間抜けな声を出したと同時に見えた視線の先には
もう「勝利」を勝ち取った数名の女子がドアからピースサインを浮かべていた。
「俺も … 俺もです。先輩。」
そういった後に打ったシュートは見事ゴールの中へ吸い込まれていった。
33. Shadow kiss -とみたけ-→←31. -野崎弁当-
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 166人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
白 瀬 あ む(プロフ) - ぽん酢さん» q(q'∀`*) (2017年4月18日 23時) (
レス) id: 402d1490f0 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん酢(プロフ) - 白 瀬 あ むさん» めっちゃ久々にこのアプリを開けたことに感動しております。m(_ _)m (2017年4月16日 11時) (レス) id: 684e51dbc1 (このIDを非表示/違反報告)
シェリーメイ(プロフ) - 完結おめでとうございます！本編に続いて番外編も…。とても楽しませて頂きました!!人間恐怖症？って治るんですね…。私も今そうなので治したいです…w本当にお疲れ様でした！ (2017年3月28日 23時) (レス) id: 5859b112f4 (このIDを非表示/違反報告)
白 瀬 あ む(プロフ) - rina☆さん» うれしいwwwwwwwwwwwwノリに付き合ってくださるなんてwwwwwwwwwwww (2017年3月28日 18時) (レス) id: 031ab206d1 (このIDを非表示/違反報告)
rina☆(プロフ) - 白 瀬 あ むさん» まぁ(ﾟ∀ﾟ)運命ですn(((殴 (2017年3月27日 19時) (レス) id: e3398ba5d7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：白 瀬 あ む | 作成日時：2017年3月17日 21時
