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名探偵のお仕事 ページ10

貴方side



朝_____。
耳を劈くようなけたたましい目覚ましの音で目が覚めた私。
昨日は色々しんど過ぎて、結局あの後乱歩さんにおぶられながら家路へ着いた。



初めは嫌だ嫌だと抵抗したものの、クラクラと揺れる視界に嘘は付けず乱歩さんの大して大きくもない背中に顔を埋めて諦めた。


途中で「もー、つーかーれーたー!!」と私をおぶる彼は子供の様に駄々を捏ねたりもしたが、誰かに変わって欲しいとは一言も云わず、何だかんだ結局家まで送り届けてくれた。






其れがほんの少し、本当にほんの少しだけ嬉しかったり。




『い、いいいやいやいやあるわけないでしょ』





誰が聞いてる訳でもないのに、誰かに弁解してるかのように首を振った後熱くなった顔を冷やそうと洗面所へ向かう。


顔を洗って時計を見れば、約束の時間までもう後30分を切っていた。




『う、うわぁぁやばいやばい!今日は乱歩さんと事件の解決に行くんだった!』




時計を見てからは急いでトースターに食パンを入れ焼き上がるまでの時間を使って何時も通り化粧をする。
もう今日はパンだけでいいや、と焼き上がって飛び出したトーストを皿にも移さず口へ運びコップに牛乳を注いで一気に押し込んだ。



あと少しだけ化粧を施し何時もの服へ腕を通す。
猫っ毛を隠す様に普段なら丁寧に巻いている髪の毛も今日はもう時間が無いと簡単に纏めておくれ毛だけにアイロンをあてる。





バタバタ準備をしていくと少しだけ時間に余裕が出来た。でもまだ乱歩さんを迎えに行かなくちゃいけない為、私は急いで家を出る。





少しだけ離れた乱歩さんの部屋の前に着きインターホンを1回鳴らす。
中々出てこない。




少しだけ焦った私はもう一度インターホンを_____





「こんな朝から何、A」






ガチャっと開かれた扉の前には、寝癖のついた髪にパジャマ姿の乱歩さんが。






はぁ、今日は遅刻してしまいそうです。

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オキくん - この作品サイッコー!乱歩さんかっこかわいすぎる!これからも頑張って下さい! (2019年10月12日 17時) (レス) id: 5d04af8ab7 (このIDを非表示/違反報告)
名無し丸33号 - 尚さん» うがががが私も好きですぅぅぅぅ乱歩さんのキャラ崩壊しない様に(もうしてる)頑張ります(;▽;)(;▽;)ありがとうございます!!! (2019年7月2日 1時) (レス) id: 5f76d6b454 (このIDを非表示/違反報告)
名無し丸33号 - natu2525さん» もう一個あったんですね(;▽;)(;▽;)ありがとうございますううう!!(何ヶ月ぶり) (2019年7月2日 1時) (レス) id: 5f76d6b454 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ァァァァァ乱歩さんがァァァァァ(語彙力の消失)好きです!更新頑張ってください! (2019年6月7日 23時) (レス) id: ee472e7980 (このIDを非表示/違反報告)
natu2525(プロフ) - 淳じゃなくて、【敦】ですよー! (2019年6月1日 18時) (レス) id: 998ef4aa34 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:名無し丸33号 | 作成日時:2019年4月11日 13時

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