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プロローグ ページ1

_______某日。





私は何時もの如く探偵社へと出社し、朝から資料の整理をしている時の事。






「一寸A、お菓子の備蓄が無くなったんだけど。早く買ってきてくんない?」

『私が今、何をやっているのか見てわかりませんか』

「何で僕が君のやっている事に気を遣ってお菓子を我慢しないといけないのか、其方こそ分からないの?」


此の男、江戸川乱歩は云わば私をお世話係としか思っていない極悪非道の嫌味野郎である。


「ねぇーーまだ?早くしてくれない?」

『あー、ハイハイ。分かりました。独歩くん、少しだけ出掛けてきます。赤ちゃんが煩くて』


最後の一文を探偵社員皆に聞こえるように大きな声で発してからジトーっと乱歩さんを見ると、向こうも向こうで私を睨み付けていた。

そんなに睨むなら私に頼まなきゃ良いのに。


「あ、嗚呼、気をつけて行ってこい」


冷や汗を垂らしながら独歩くんは私に外出許可を出した。
はぁぁあ、面倒だなぁ〜と探偵社の扉を開けると後ろから





「Aなんか、大っ嫌いだ!!!」






と大人気ない声が。









こんなに乱歩さんの我儘を聞いてるのに、あの男は……





『私だって、貴方なんか大っ嫌いです!』




エレベーターの中で叫んでやった。

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オキくん - この作品サイッコー!乱歩さんかっこかわいすぎる!これからも頑張って下さい! (2019年10月12日 17時) (レス) id: 5d04af8ab7 (このIDを非表示/違反報告)
名無し丸33号 - 尚さん» うがががが私も好きですぅぅぅぅ乱歩さんのキャラ崩壊しない様に(もうしてる)頑張ります(;▽;)(;▽;)ありがとうございます!!! (2019年7月2日 1時) (レス) id: 5f76d6b454 (このIDを非表示/違反報告)
名無し丸33号 - natu2525さん» もう一個あったんですね(;▽;)(;▽;)ありがとうございますううう!!(何ヶ月ぶり) (2019年7月2日 1時) (レス) id: 5f76d6b454 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ァァァァァ乱歩さんがァァァァァ(語彙力の消失)好きです!更新頑張ってください! (2019年6月7日 23時) (レス) id: ee472e7980 (このIDを非表示/違反報告)
natu2525(プロフ) - 淳じゃなくて、【敦】ですよー! (2019年6月1日 18時) (レス) id: 998ef4aa34 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:名無し丸33号 | 作成日時:2019年4月11日 13時

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