三代目～scarlet～ (ページ3)

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私はパーティー会場の中にある

プールに行った。

とってもゴージャスだった。

椅子に腰をかけた私。

周りの景色を見ていた時だった。

「1人娘で周りから期待されてちやほやされる
友達もいるっちゃいるけどうわべだけの存在
悩み事も誰にも話せやしない
お父さんもお見合いをやたらと勧められてる。
意外と苦労をしているお嬢様ってところな？」

と知らない男性が私を自己分析し始めた。

「あなた誰？
私の時間よ、邪魔しないでちょうだい。」

「口の悪いお嬢様だ。
俺は岩田建設の社長の息子。
岩田剛典。まぁ、時期社長になるかな。」

なーんて、可愛らしい笑顔を見せてくる男性。

「時期でしょ？今は社長じゃないのよね？」

岩田「フッ、痛い所ついてくるね
で、お嬢様はなにしてんの？」

「あんな所(会場)にいると息が詰まるの。
あなたがさっき私を自己分析したのはほぼ全部あってるわ。」

岩田「やっぱりねぇ。
俺もそうだから。」

「え？」

岩田「勝手に結婚相手も決められて
何もかも不十分なく暮らせられてってさぁ。
縛られる生活が俺たちを苦しめる。」

ザブーーーン！！！！！

え？！と私はビックリしてプールの中を覗き込んむ。

彼はプールの中にいきなり飛び込んだ。

プールの中から顔を出して顔を振って水をチラつかせる。

その姿は本当に美しくて爽やかだった。

綺麗な首筋と顎のライン

彼がキラキラ輝いて見えた。

岩田「来いよ！」

笑顔で私を誘う彼。

戸惑っていた私の手を引っ張ってプールの中に落とされた。

私は慌てて顔を出した。

岩田「どう？肩の荷は降りた？」

起ころうと思ったのに怒れなかった。

あなたのその爽やかな優しい顔に惹かれていきそうになる。