実はチートな立原兄弟

真剣 ページ6

紗｢終わったよ〜。｣

道｢おう。じゃあ、手ぇ洗ってこいよ。｣

紗｢はぁ〜い。｣


パンケーキの良い匂いが漂う台所から顔を出して兄が言った言葉に応じ、
紗月はすぐさま手を洗って席に着いた。


その素早さに苦笑するも、出来立てのパンケーキを紗月の前に置いた。



紗｢いただきます！｣



手を合わせて言った紗月に、ああ。と声を掛けて、道造は二枚目を焼くのだった。




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紗｢あ！そうだった！｣



紗月がパンケーキを三枚食べ終わり、片付けを済ませて二人でテレビを見ていた時に
思いついたように言った。



道｢どうしたんだ？｣



急な紗月の声に驚いたように言う。
しかし、紗月は道造の前に正座をして真剣な表情になった。
釣られた様に道造も、真剣な表情で見つめ返す。


一体何を言うのかと道造は考えるが、それといったものはなかった。
そして、真剣と通り越して困惑する道造に紗月が言ったのは、予想を遥かに超えたものだった。




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紗｢引っ越ししない？｣

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