【薄桜鬼】トリップって実際にするまで信じてなかったんだけど (ページ34)

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島田さんと崎さん← ページ34

慌ててその人に断りを告げる

貴「じ、自分はだ、大丈夫ですから！！」

しかし、グイグイと入り口の方まで連れて行かれてしまう

ヤバイヤバイと内心ドキドキしながら歩いていると、やっぱりお決まりの…

「こ、こいつ！さっき新選組と一緒だった…！！」

「馬鹿者！早まるな！」

私に気づき、中にいた一人が切りかかってきた

私も斎藤さんから預かった護身用の刀を取り出そうとする…けれど

沖田「君って本当に運がないよね。

ある意味こいつらも……僕も、だけど」

貴「お、沖田さん！！」

さっきの騒動からどうやって私のことを…

なんて考えているうちにどんどん騒ぎが大きくなっていった…

屯所に戻ると、山南さんから説教が待っていた

山南「大したお手柄ですね、沖田君。

桝屋に運び込まれた武器弾薬を押収し、古高俊太郎を捕らえてくるとは」

沖田「上手くいったからいいじゃないですか」

平助「桝屋を見張ってた島田君や山崎君に悪いとは思わないわけ？」

平助が指を指した先には島田さんと崎さんがいた

あ、私は山崎さんのことを崎さんって言うんですよ←

島田「我々のことは気にしないでください。

手詰まり状態でしたから」

崎さんはというと、私に目を向けた…気がした

千鶴「Aくんは大丈夫だった？」

少し小さめな声で私に問いかける千鶴ちゃん

そっか、元は千鶴ちゃんだったポジションが私に変わったんだよね

これは…うん

千鶴ちゃんじゃなくてよかったと思うε-(´∀｀; )

私は軽く頷いてから少し考えてみる

今ここで謝ったって責任は沖田さんにある…っていうと思う

だからといって謝らないわけにもいかなくて…

やっぱり謝ろう、口を開きかけたそのとき…

土方「あまり責めないでやってくれないか」

襖が開き、それと同時に土方さんと近藤さんが入ってくる

話によると、古高って奴は京の町に火をつけるんだとか

私は一応知ってはいたけれど、話を細かく聞いておく

そしてやはり今夜会合を開くと思われる場所は四国屋、もしくは池田屋…と島田さんは言っていた

隊士達を集める…ということで全員が散り散りになり、私と千鶴ちゃんは部屋に残ったままだった