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決着はやはり… ページ26

別に、スローモーションに見えちゃった★…とかそういう意味ではなくて…←


ただ…動きが遅い…としかいいようがないんだけれど…




私の時代ならもっとテキパキ動ける人が多いのに


斎藤さんは刀を持っているだけじゃなく、着物というものを着ているからか…動きに支障やミスがある…そんな気がした




だからなのか、意外にすんなり受け止めることができた




貴「っ…!!」




斎藤「!……」




まぁ時代が時代だから、知恵とかも私らの時代よりはかなり少ないよね…円心力とか知らなさそう


なんて呑気に考えているとまた斎藤さんの剣先がこちらに向いている





受け止めようとしたけれど、今度は私の刀が弾き飛ばされ…高い金属音が鳴り響いた









貴「…あ……」




気がつけば私の喉には、斎藤さんの刀が向けられていた




沖田「勝負、あったね」




弾き飛ばされた刀を持ってきてくれた沖田さんに頭を軽く下げた




斎藤「お前、本当に初めて刀を手にしたのだろうな?


さばきは良い…少なくとも、一緒にいて不憫は感じない程度の腕前だな」




沖田「へぇ、一くんのお墨付きかぁ…これって結構すごいことだよ?」




確か千鶴ちゃんも〈剣に曇りがない〉…とかなんかで、言われてたっけ?と今更

私は鞘に刀を収め、再び斎藤さんに返そうとした…けれど




斎藤「…構わん」




貴「…は?」




何故かその刀を私にリターンしてきた




斎藤「男子たるもの、刀を持っていないのはおかしいだろう。くれてやる」





つまりそれは…あげる…ってこと?


聞き返そうとしたけれど、すでに斎藤さんは歩き始めていた




沖田「腰に差して置いたら?」




貴「…じゃあ…。せっかくのプレゼントですもんね」




私の言葉に首を傾げている沖田さんだけど、私が腰に差すとなんとなくその意味を察したようだった


私と沖田さんも元いた部屋に戻ろうとする…けれど私は肝心なことを聞いていない




貴「ちょっと待ってくださいよ…!


俺は結局、外には出られるんですか?」




そんな不安もおり混じってる私の声に沖田さんはなんの慰めもなしに




沖田「決めるのは僕じゃなくて土方さんだからね〜。


まぁ、今回は使えるかどうかを試しただけだし」




と吐き捨てるように私の前をスタスタと歩いていく


…つまり




貴「土方さんが許さなくちゃ出られないっていうのかよ…」




orz…今の私の状態を示す絵文字は絶対これだ

夕食の場所→←開始


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ラッキーカラー

あずきいろ


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設定タグ:薄桜鬼 , 幕末 , 沖田総司   
作品ジャンル:恋愛
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琥兎-コト-(プロフ) - 四神の巫女さん» 文才ないもん…(T . T)四神の巫女も書いてみたら? (2014年6月21日 17時) (レス) id: 0f42027263 (このIDを非表示/違反報告)
四神の巫女(プロフ) - 琥兎-コト-さん» そう?ありがとう!琥兎ーコト-も小説かきじゃん! (2014年6月19日 17時) (レス) id: f7d3963cbc (このIDを非表示/違反報告)
琥兎-コト-(プロフ) - 四神の巫女さん» あぁー読んだりとかは気持ちわかる!でも作れるのもすごいね!! (2014年6月18日 22時) (レス) id: 0f42027263 (このIDを非表示/違反報告)
四神の巫女(プロフ) - 琥兎-コト-さん» おう!台本とか小説とか作るの好きだし!ぁ、でも、演じたり読んだりする方が好きだけど! (2014年6月18日 22時) (レス) id: f7d3963cbc (このIDを非表示/違反報告)
琥兎-コト-(プロフ) - 四神の巫女さん» え?!じゃあ台本とかは四神の巫女が書いたの?! (2014年6月18日 20時) (レス) id: 0f42027263 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琥兎-コト- | 作成日時:2014年3月28日 9時

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