れべるきゅー ページ9
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『 魔道書、冬＿＿＿＿１５８ページ 』
そう唱えればバラバラとめくれる可愛らしい雪だるまのマークの魔道書。ぴたりと止まったページには最近作ったばかりの魔法が書かれている。
『
書かれている言葉に沿うように読めばしゅるしゅると姿を変える私の体。髪の毛、目の色、輪郭、服装、身長、すべてが自在に変化していく。目を開ければそこにいるのは別人なわけで。
『 毎回めちゃくそ思うけど、まじこいつ誰 』
特待生には特待生だけの校則が課せられている。
第一に、特待生は授業には自由参加である。
第二に、特待生の寮は通常生徒よりも部屋の広さが大きい。
第三に、特待生は申請なしで外出ができない。
第四に、特待生は学費を免除とする。
こんな四つの校則。一応、特待生なんて称号を貰っているので問題は起こせない。だからと言ってめんどくさい校則からは逃げたい。
第三に、特待生は申請なしで外出ができない。
私が大嫌いなこの校則。外に出るための手続きがめんどくさい。めんどくさいこと極まりないのだ。
『 だったら、別人になっちゃえばいいじゃんってなってこれは出来たんだよねぇ ... 』
そんなことを呟きながら女子更衣室から早足で出る。ちなみにどこにでも居そうなモブキャラをイメージした。なんかこんな子クラスにいたような気がするが、まぁ、いいだろう。今の私は誰でもないただのモブ。
因みに学園の入口には顔認証タイプの魔法がかかっていて不審者が入ろうとしたり、逆に特待生が無断で出ようとしたりすると警報が鳴るようになっている。まぁ、今の顔が引っかかるわけがなくて。スルーして玄関口を後にする。
『 すっごい楽！！ 』
通常なら味わえない開放感に浸って数秒。ぐーっと軽く伸びをして駅に向かう。今日の予定は電車に乗って７駅、それからバスで３時間の所にある森に用があるのだ。一言言うとしたら「 遠い 」それだけである。
因みに転送魔法があれば瞬時に特定の場所まで行けるのだが生憎、私は教科書位の荷物の転送魔法しか使えない。
『 連絡したからいるとは思うけど .. まぁ、引きこもりの塊だしいるよね｡ 』
少々悪態をつきつつも"まぁ、いいでしょ。"なんて踏ん切りをつけて歩き出す。りんごでも買っていこうかな。なんて季節の果物を思い浮かべながら。
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変幻自在 ＿＿＿ ヘンゲンジザイ
自分の姿形を性別以外なら自在に変化できる。
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油揚げ(プロフ) - oh…めちゃくちゃ良いところで終わっていらっしゃる……wいつまでも待ってるので，お時間あるときに更新していただけたらとっても嬉しいです^_^ (2022年3月7日 22時) (
レス) @page43 id: b66c454432 (このIDを非表示/違反報告)
おかか。ですか(プロフ) - まあ、そう言うこと…えっ、ドウイウコト??ちょっ、誰なのさその青年は!?めちゃくちゃ気になる!!!!続きが気になります!!どうか続きをお恵みください!! (2020年11月9日 20時) (レス) id: 0ecde9d0b0 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 続きが気になります！更新頑張ってください (2019年9月12日 20時) (レス) id: 398e0a716f (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - みときさん» そ、それは危険だ ... ！！！！(混乱)早く更新しなければ！！！アッコメントありがとうございます！！！昼も眠れるように更新頑張ります！！！（？？？） (2019年8月2日 22時) (レス) id: 8fb621ee66 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 美香さん» 有難うございます！！ようやく復帰できましたのでこれから更新頑張ります！！！ (2019年8月2日 22時) (レス) id: 8fb621ee66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたる | 作成日時：2017年8月27日 18時
