【ハイキュー】目立たないけど特待生。

れべるよんじゅー ページ40

番外編３



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「 .. ん〜と、ほんとに闇光ちゃんなんだもんなぁこの子 」


つんつんと目の前の少女の頬をつつく松川は驚いた様に笑った。来ていた洋服も一緒に小さくなったらしく、この学園では考えられない小さな制服になっているがそんなオプションもついてんのすげぇなぁ、なんてぽろりと零した。


つつかれる頬にこてん、と首をかしげた少女の何と可愛いこと。そんな少女を菅原から急遽呼び出された３年メンバーは愛おしそうに見つめていた。


『 .. 魔導書(まろーしょ)、 春 ( はゆ ) 』
「 すっげ、この年でもう魔法唱えられるの？しかも詠唱って創作じゃね？ 」
「 すげぇな５歳児。俺、生活魔法でも最初に唱えたの７歳とかだわ 」


少女の言葉に騒ぎ出す松川を筆頭にした花巻、岩泉、黒尾。因みに菅原は及川を迎えに行っている為不在である。


『 らっかたらいっ！！！！！ 』


満面の笑みで告げられた魔法に後に頭の上に落ちてくるたらい。落下タライ(らっかたらい)ってそういう事か、なんて痛む頭に手を伸ばす。これ、満面の笑みで唱える魔法じゃねぇ、なんてそれなりの威力のたらいを盗み見る。


えへへ、なんて可愛らしい笑顔を見せる少女に一行は " 悪意は無い " と判断し頭をふわりと撫でる。その度に嬉しそうな顔を見せるのは何ゆえか。カワイイ、なんて思った所に２度目のタライの落下。いや痛い。


「 .. あれぇ、闇光ちゃんってこんな性格だっけぇ？ 」
「 にしてもいい笑顔だこと .. 」


そう。１００点満点を上げられるほどの満面の笑みを見せながら人の頭を狙ってきている辺り大きい闇光ちゃんに通づるものがある。それに、痛がっている様子を見て大笑いしているあたりほんとサイコパスみを感じる。


『 たらい、もっかい？ 』


男子高校生４人が勢い良く首を横に振る。そんな揃った行動を見て少女はまた笑いたらいを落とすのだった。


「 .. もどったぞーって、あれ？なんで皆死にそうになってんの？？ 」
『 すがしゃ〜！！！ 』



(((( 闇光ちゃん恐ろしい子 .. ！！ ))))



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3 年 E 組 2 9 番 / 暗 殺 教 室 × ハ イ キ ュ ー




新作です。


どっちも知ってるって方は良かったら覗いてやってください！！






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