れべるにじゅうに ページ22
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「 ＿＿＿＿＿ じゃぁ、始めようか｡ 」
そんな声が生徒会と特待生しかいない音楽室に響く。特待生、と言っても１年生の特待生以外生徒会に入っているので実質１年３人なのだが。
「 まぁ、はじめるって言っても単なる話し合いなんだけどね｡ 」
そんな風におどけた菅原さんこと、生徒会長。研磨さん生徒会メンバーなのにいなんだ、なんてフラグをたてた途端。
「 闇光ちゃんさ、研磨に呼んできてくれない？ 」
『 ... 今、ですか .. ？ 』
こちらの困惑した顔も知らずが黒尾先輩はこくり、と頷いた。
･ ･ ･
まぁ、自分の知られたくないこと知られてたらそりゃ困惑するよな。なんて人ごとのように考える。
「 そ、今。闇光ちゃんならできるだろ？ 」
その言葉に何を感じ取ったのか殺さんばかりの視線を送ってくるがまぁ、スルーしておこう。と言うより、スルーしないと俺の命が危ない。触れたら危険。
何かを諦めてため息と舌打ちと言うコンボを落としてから作業にとりかかった闇光ちゃんを見ながら思う。
神様も不公平だよなぁ、なんでこの子にするかね。
「 よし、じゃぁ菅原ー研磨もうすぐ来るから先に始めろー 」
首をかしげ考えた様子の菅原。残念ながらいくらかんがえても答えは出ない。知っているのはきっと及川あたりだろう。さっきからある意味熱い視線が凄い。怖い。
「 一年生が半分の以上攫われたんだけど ... どうやって入ったか、っていうのが問題なんだよね｡ 」
「 ９３人中６２人 ... この人数ならマインドコントロールってわけにもいかないですし 」
「 さすが赤葦。そこなんだよなー｡ 」
生徒会長と次期生徒会長候補の話し合いが続く中、バタバタと荒々しく騒ぐ外野。廊下で何かが起こっているらしい。ただ、いい意味ではないのが残念である。
どこだ、どこにいる、ここか、探せ
普通の会話ではあまり使わないような言葉。
最後の扉、とでもいうように開かれた扉。部屋の暖かい空気が廊下の空気に晒される。ひんやりとした空気が首筋をかすめ、嫌な汗が流れる。
「 ここに、闇光Aはいるか｡ 」
冷酷な声
「 いるなら出てこい｡ 」
何も映していない冷たい瞳
「 アイツは、この一学年誘拐事件の犯人だ｡ 」
それは、闇光ちゃんが研磨を連れて隣の部屋から出てくるのと全く同じタイミングだった｡
嗚呼、本当に ... 神様は不公平だ。
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油揚げ(プロフ) - oh…めちゃくちゃ良いところで終わっていらっしゃる……wいつまでも待ってるので，お時間あるときに更新していただけたらとっても嬉しいです^_^ (2022年3月7日 22時) (
レス) @page43 id: b66c454432 (このIDを非表示/違反報告)
おかか。ですか(プロフ) - まあ、そう言うこと…えっ、ドウイウコト??ちょっ、誰なのさその青年は!?めちゃくちゃ気になる!!!!続きが気になります!!どうか続きをお恵みください!! (2020年11月9日 20時) (レス) id: 0ecde9d0b0 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 続きが気になります！更新頑張ってください (2019年9月12日 20時) (レス) id: 398e0a716f (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - みときさん» そ、それは危険だ ... ！！！！(混乱)早く更新しなければ！！！アッコメントありがとうございます！！！昼も眠れるように更新頑張ります！！！（？？？） (2019年8月2日 22時) (レス) id: 8fb621ee66 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 美香さん» 有難うございます！！ようやく復帰できましたのでこれから更新頑張ります！！！ (2019年8月2日 22時) (レス) id: 8fb621ee66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたる | 作成日時：2017年8月27日 18時
