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れべるじゅうに ページ12





『 .. あっひょい .. 』


マイホーム(寮)のマイベットでよく分からない擬音を発しながら伸びる。流石に初対面の人に話しかけるのは躊躇があったのか複数の視線を感じつつも逃げてきたのが現状である。


走って玄関をくぐり抜けたからか看守さんにすっごい怪訝な目線を送られたが無視して走ってきた。まぁ、罰を受けるのは顔を借りたどっかの誰かさんであって私じゃないしね(ゲス顔)


『 夜ご飯どうしよう。食堂にいつメン(あいつら)いるかな。 』


そうは思いつつもお腹の虫が鳴り止みそうにないので部屋の鍵を締めて食堂に向かった。


「 一応、疑いは晴らしておかないとな〜。 」
「 菅原くんがなんでそんな楽しそうな顔をしてるのか及川さん一切わかんない。 」
「 え?だってあの " 正体不明の特待生 " の部屋だよ??気になんないの??? 」



・・・



「 .. それで?孤爪、闇光さんと居た訳は? 」
「 やっぱ赤葦気づいてたんだ。 」


闇光Aがいなくなった後、赤葦と呼ばれた少年は悠々と話しだした。まるで最初からわかっていたかのように。ほかのメンバーも黙っているあたり皆一様に気付いていてなお、スルーしたのだろう。


「 ... べつに、話してただけ 」


そう言いながらも、しゃくりと闇光の買ってきたうさぎリンゴを咀嚼し始める。そんな、様子の変わらない孤爪研磨に苦笑いとため息を落とせば、元々置いてあったものだが、孤爪がうさぎリンゴを作るとは思えないし、きっと台所を借りて闇光さんがやったんだろう、なんて同様にリンゴに手を伸ばす。


「 今年の特待生は問題児が多いとは思ってたけど一番は闇光さんだなぁ、 」
「 .. ? 」


しみじみと、ポツリと、赤葦がこぼした言葉に孤爪が首をかしげる。その動作には " 何が? " なんて言葉が隠れている。それに気付いた赤葦は、本日何度目かのため息と共に言葉を紡いだ。



「 彼女の目には、何も映っていない。 」



「 退学という言葉を出しても微動だにしない。 」



「 顔に何十枚ものフィルターがかかっているような気がして、一番中が見えない。 」



「 ___ ... 一番関わりづらい。 」



そう言った赤葦を見つめる孤爪は何を思っているのかただただ黙り込んでるだけだった。






れべるじゅうさん→←れべるじゅういち



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油揚げ(プロフ) - oh…めちゃくちゃ良いところで終わっていらっしゃる……wいつまでも待ってるので,お時間あるときに更新していただけたらとっても嬉しいです^_^ (2022年3月7日 22時) (レス) @page43 id: b66c454432 (このIDを非表示/違反報告)
おかか。ですか(プロフ) - まあ、そう言うこと…えっ、ドウイウコト??ちょっ、誰なのさその青年は!?めちゃくちゃ気になる!!!!続きが気になります!!どうか続きをお恵みください!! (2020年11月9日 20時) (レス) id: 0ecde9d0b0 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 続きが気になります!更新頑張ってください (2019年9月12日 20時) (レス) id: 398e0a716f (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - みときさん» そ、それは危険だ ... !!!!(混乱)早く更新しなければ!!!アッコメントありがとうございます!!!昼も眠れるように更新頑張ります!!!(???) (2019年8月2日 22時) (レス) id: 8fb621ee66 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 美香さん» 有難うございます!!ようやく復帰できましたのでこれから更新頑張ります!!! (2019年8月2日 22時) (レス) id: 8fb621ee66 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ほたる | 作成日時:2017年8月27日 18時

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