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女「大倉くんっ、おはよう!」
大「おぉ、おはよ」
女2「大倉くんおはようー!」
私って周りから見えてないのだろうか。
『朝から人気者でいいですね』
大「なにがやねん」
『可愛い女の子に挨拶されて、なんともないような顔しちゃって。』
大「…ヤキモチ?」
『あーあ、やだやだ。授業行こ。』
大「あ、ちょ…」
安「で、そのまま逃げてきたって訳や」
『逃げてきたって…人聞きの悪い』
安「そのまんまやろ」
『違いますー。授業間に合わなそうだったからちょっと早足で講義室向かっただけですー。』
安「それを逃げたって言うんや。」
だって、大倉くんは頭も顔も良くて、
ちゃんと関われば性格だって優しいし…。
安「なんでそんなに自信なくすんやろな」
『はぁ…。私がもっと可愛くておしゃれな女の子だったらもっと自信持てるのかな…』
安「今日買い物行く??」
『え?買い物?』
安「おん。かわいい服選んだるわ^^*」
章ちゃんのセンスはピカイチだしなぁ。
大倉くんも可愛いって言ってくれるかな。
『うん、行く』
安「ん!ほな今日の放課後あそこ行こー」
『あー!あのお店!』
章ちゃんとお買い物楽しみだな〜。
安「Aちゃん、お昼学食行こ」
『いいよー』
学食に着いてハッとする。
丸「お!お2人さんやー!」
大倉くんたちいるの忘れてた。
『章ちゃん、あっち行こ』
安「あっちって……どこも空いてへんで?」
『げっ…』
見渡すと本当に席が空いてなくて、
嫌々大倉くんたちの隣に座った。
大「まる、醤油とって」
丸「あいよ」
空気最悪。
女「私の彼氏浮気しててさー」
女2「うそー?!」
女「ほんとー。同じ大学の法学部だって」
女2「うわー、最低。」
そんな会話が耳に入れば、即座に食いつく人がいる。
大「浮気とか最低やな。」
丸「ほんまやなー。」
向こうには聞こえない程度に。
大「相手いるのに他の異性と仲良さそうにするとかな」
『相手いるくせに他の異性にたくさん挨拶されて満更でもない顔する人とかね』
大「してへんやんけ」
『してた』
安「あはは…」
丸「はは…」
2人、顔笑ってない。
ごめんね。
錦「なに、喧嘩でもしてるん?」
亮ごめん。
もうちょっと空気読んで。
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ゆりかご(プロフ) - paruru1012さん» コメントありがとうございます!そうやって言って貰えて嬉しい限りです( >_< )気持ちに応えられるように頑張って書きたいと思います! (2021年3月20日 23時) (レス) id: ffb8278a16 (このIDを非表示/違反報告)
paruru1012(プロフ) - 今1番気に入っていて先が気になる作品です!無理にならないペースで更新頑張ってください! (2021年3月20日 17時) (レス) id: 61555b5d32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆりかご | 作成日時:2021年3月10日 2時