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大「なぁ、お盆休みさ」
『あー、ごめん。家族で実家帰るんだ』
大倉くんにはまだパパとママのことを言えていない。
正直、言う気になるかもわからない。
大「そっか。」
『なんかあった？』
大「…こっちきて」
なんだろう、と思いつつも大倉くんの腕の中へ。
大「んーーー……いい匂い」
『ふふっ笑。どうしたの？』
大「…好きやで」
『私も好きだよ』
大倉くん、どうしたんだろう。
『な〜に？』
大「…Aちゃんが不安にならへんようにおまじない」
そんないたずらっ子な目で見ちゃだめだよ。
特に、他の女の子に見せちゃだめだよ。
『…毛先クルクルしてる。可愛い』
大「可愛ないわ〜〜」
『えー？私好きだよー？』
大「あかんあかーん。まだ第2段階やから。あと何年かすればサラサラストレートになんねん」
ごめん、全然なに言ってるかわからない。
『ふふっ笑。可愛いね』
大「Aちゃんの方が可愛い」
『なんかバカップルみたーい笑』
大「バカップルなってみる？」
『やだ笑』
大倉くんの腕からひょっと抜け出し、
寝室へ逃げ込む。
大「わ、もーどこ行くねん〜」
『来れるもんなら来てみろ！！』
大「なんやねんそれ笑」
ドアの隙間から顔を覗かせると、
大倉くんがソファーから立ち上がって近付いてくる。
大「逃げ込む先が寝室って逆にあかんやろ笑」
『へんたーい笑』
大「変態ちゃうわ笑」
こんな幸せな日々が続けば…。
この時の私はこれから先に起こることなんて考えもしなかった。
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ゆりかご(プロフ) - paruru1012さん» コメントありがとうございます！そうやって言って貰えて嬉しい限りです( >_< )気持ちに応えられるように頑張って書きたいと思います！ (2021年3月20日 23時) (
レス) id: ffb8278a16 (このIDを非表示/違反報告)
paruru1012(プロフ) - 今1番気に入っていて先が気になる作品です！無理にならないペースで更新頑張ってください！ (2021年3月20日 17時) (レス) id: 61555b5d32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆりかご | 作成日時：2021年3月10日 2時
