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『どれにしよう…』
初めてのお昼は学食へ。
全部美味しそうで選べないよ〜〜。
丸「また会ったな」
『あ、どうも…！』
丸「ふふっ笑。僕、丸山隆平」
『私、吾妻 Aです』
丸「同い年やんな？敬語とか使わんでええよ笑」
丸山くんまた、えくぼを浮かべて笑う。
『丸山くん、入学式の日一緒にいたお友達って…』
丸「ん？あぁ、大倉？」
『丸山くんも大倉くんも目立つのに、全然見かけないから…』
丸「あー、笑。」
不思議そうな顔をして、その後またすぐ笑った。
この人よく笑う人だなあ。
大「まる、なにしてるん」
丸「大倉。この子入学式の」
大「あー。爆睡してた子やんな」
『え、あ…はい…』
見られてたなんて恥ずかしい。
丸「僕ら特進コースでな、せやから校舎が違うねん」
『と、特進コース…』
あのずば抜けて頭がいい集団の…。
にしても大倉くん、近くで見るとますますかっこいいなぁ。
『頭いいんだね……』
丸「まぁ、なぁ笑」
大倉くんが席に戻ってしまって、
それを目で追う。
丸「……ほな、僕行くわ」
『あ、うん！ごめんね』
丸「ほなねー」
丸山くんが席に戻ったと思えば、
また大倉くんがこっちへ来た。
こっちへ来た、と言うよりは、
近くにあった水を取りに来た。
大「カレーと天丼」
『…？』
大「カレーと天丼が美味い」
『あ、うん。ありがとう…』
今思えば、この時には、
いや、入学式の日に、
一目惚れしていたのかもしれない。
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ゆりかご(プロフ) - paruru1012さん» コメントありがとうございます！そうやって言って貰えて嬉しい限りです( >_< )気持ちに応えられるように頑張って書きたいと思います！ (2021年3月20日 23時) (
レス) id: ffb8278a16 (このIDを非表示/違反報告)
paruru1012(プロフ) - 今1番気に入っていて先が気になる作品です！無理にならないペースで更新頑張ってください！ (2021年3月20日 17時) (レス) id: 61555b5d32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆりかご | 作成日時：2021年3月10日 2時
