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大倉side
4月。
新学期になって進級やらクラス替えやら、
周りが騒がしい。
そんな中俺は変わらず首席で特進に居座る。
丸「Aちゃん、特進来んかったな」
なんであいつ、と言い返せない俺は相当変わってしまったらしい。
「……？まる、ケータイのストラップは？」
丸「ん？あぁ、外した。」
「なんで」
丸「え？やって、なぁ？」
ニヤニヤと俺の表情を伺うまる。
きもいぞ。
丸「今日転校生来るんやってなぁ」
「へー。」
丸「僕その子に成績抜かれたらしいわ〜笑。3位3位笑」
成績落として笑えるやつこいつくらいやろ。
丸「お、来たで〜」
まるのその声で入口を見れば、
普段喋らんような地味な女の子も顔を上げた。
まぁ仕方ないと思う。
男の俺から見てもイケメンや。
錦「錦戸 亮です。よろしくお願いします」
先「ほなあそこ、空いてるから座り」
錦「はい」
なんや、隣の席か。
錦「よろしくなっ」
「おぉ」
丸「よろしゅうなぁ〜」
こーゆーのは人当たりのいいまるが相手したらええ。
そう思って窓の外を眺め、
ぼーっとしているとポッケのケータイが鳴った。
麗〈病院行ってくるね〜。〉
麗〈変わりないとええな！〉
"変わりなし"ってあんまりいい気はせんけど。
〈そうか。〉
〈いってらっしゃい〉
返信はこれで合ってるやろうか。
丸「おーい、大倉ー？もう終わってんで？」
「ん？あ、ごめん」
まるに声をかけられ、HRが終わっていることに気付く。
授業の準備を始めると、
聞き覚えのある元気な声が。
『亮！！』
錦「あ！Aやー！」
なんや、知り合いなんか。
なんや。
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ゆりかご(プロフ) - paruru1012さん» コメントありがとうございます！そうやって言って貰えて嬉しい限りです( >_< )気持ちに応えられるように頑張って書きたいと思います！ (2021年3月20日 23時) (
レス) id: ffb8278a16 (このIDを非表示/違反報告)
paruru1012(プロフ) - 今1番気に入っていて先が気になる作品です！無理にならないペースで更新頑張ってください！ (2021年3月20日 17時) (レス) id: 61555b5d32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆりかご | 作成日時：2021年3月10日 2時
