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Aside
章大と付き合って変わったこと。
あまり浮かばなかった。
今まで通り会って、今まで通りして。
ただ、私は章大が好きで、
章大も私が好き。
身体の関係から恋人になることは無いとよく言うけれど
そんなこともないんだなと実感する。
安「Aの髪はいつでもサラサラやな」
『ヘアメイクのスタッフが髪パサパサで汚かったら嫌でしょ笑』
お風呂上がりにドライヤーをしてくれる。
安「同じシャンプーやのにな」
『章大は染めすぎだよ』
安「何色が好き？」
『なんでも好きだけどー。強いて言うなら金髪？』
章大はなんだって似合うからすごいと思う。
『黒も捨て難いなー』
安「金髪と黒って真逆やん笑」
『どっちもいいんだもん』
そう言うとドライヤーのスイッチを切って
頬にキスをされた。
安「おしまい」
『ありがと』
そのままゆっくり章大に寄りかかって、
流しっぱなしにしてた深夜番組を2人で眺める。
『ねむっ』
安「そろそろ寝よか」
『うん』
明日は私だけ仕事。
『お兄さん明日は何をして過ごすんですか？』
安「なんやろなー。特になんも考えてないかも」
『私明日遅いから、自分の家帰るよ』
安「ん、わかった」
ベッドに入ってしばらくはお喋りをする。
『もっと寂しがれ』
安「寂しいで？」
『っ……ならよろしい』
私の反応を見て少し微笑んだ章大は優しく唇を重ねる。
『んっ…』
安「しいひんの？」
『明日早いから…』
安「ん、わかった」
『…いじわる』
安「なんやねん…笑」
『んっ……んん…』
上から下へ、章大の手が私をなぞる。
章大とするのが1番好きだ。
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作者名：ゆりかご | 作成日時：2022年2月20日 3時
