クズとクズが恋をした (ページ3)

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『章大…？』

安「あー、うん…これから？」

夜中、章大の声で目が覚めた。

安「(ｼｰｰｯ)」

頭を優しく撫でられ、章大の顔を見つめる。

安「これからはちょっとなぁ…うん、明日も仕事やし」

ちょっと、イタズラしてみたい。

安「ん、…ん？んや、なんでもない」

鎖骨のあたりに強く吸い付く。

安「うん、ほなまた連絡する」

電話を切った章大が見つめてくる。

『なぁに？』

安「もっかいする？」

『ふふっ…』

ゴツゴツした手が私の服の中に入ってくる。

『ゴムは…？』

安「ない」

『んぁっ…』

たまにゴムを切らすことがあって、

そのときはそのまましてしまう。

『はぁっ…んっ…』

安「んっ…」

『ぁ…奥っ…や…』

安「んー？」

『だめ…』

押し付けるように動いて、腰の力が抜ける。

安「中に出してまおうかな～」

『だめっ…』

安「なんでー？」

章大は意地悪だ。

『他の子のときもゴムつけないの？』

安「つけてるで」

『ふーん』

これがいいのか悪いのか。

この時の私には考えられなかった。

『私が渋谷さんとしたらどう思う？』

安「ええんちゃうー？なに、誘われたん？笑」

『うん。今度は俺の相手もしてや～って』

安「ははっ笑。しぶやんらしいわ～笑笑」

私たちは本当に身体だけの関係だ。

まだ、この時は。

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