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「なに、どうゆうこと？」
大「浅山さん、Aちゃんと同じ方向で…」
ほんまは今まで何回も嫌がらせをしようとしとったらしい。
大「Aちゃんは関係ないから、手出したら別れるって言ってたんやけど…」
「今までは平気やったんよな？」
大「何回か…隣歩いてる時にすごい眼光でAちゃんのこと見とったのは知ってた…」
それでとうとうここまで来てしまったわけか。
「…でもよかった」
大「…？」
「Aちゃんも結局目が覚めて、大倉も刺されてへんし笑」
ずっと言っとったもんな、
刺されるかもって。
大「…ほんまやな笑」
「……おん^^*」
この時、久しぶりに大倉の笑った顔を見た気がした。
「さ、食うで食うで〜」
大「まるはお見舞い行ったってな」
「大倉は行かへんの？」
大「…行けへんわ、合わせる顔ない」
別に大倉が悪い訳では無いのに、
そうやって言うからなんて言ったら良いかわからなくなる。
大「問題は片付いてへんし」
「…え？」
大「まだ油断はできひんってこと。」
あぁ、まあそうか。
事があった直後やもんな。
「ほな明日あたり行ってこようかな」
大「特進来んねやろ？勉強でも教えたって」
勉強教えるんは大倉の方が得意やろ？
〜〜〜〜〜
麗「ねえまるちゃん」
「ん？」
麗「たぁくん、図書館通ってるの知ってる？」
「え？そうなん？」
麗「うん。好きな子待ってるのかなあ。」
「どうやろなあ。」
麗「あ、これ麗奈が知ってること内緒ね？たぁくん行かなくなっちゃうから」
〜〜〜〜〜
大倉、お前はもっと素直になってええんやで。
許される以前に、なにもしてへんねやから。
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作者名：ゆりかご | 作成日時：2021年5月23日 2時
