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特進へ行ったからには勉強の手は抜けず、

けど今までやってきた分が染み付いて取れない。


既に1ヶ月が経った今でも割と余裕を持てている。


錦「A」

『お〜、おはよう』

錦「俺昨日知ってんけどさ、大倉くんと笹生(ささお)さんって付き合ってるらしいで」


おぉ、朝から中々の爆弾発言。


けど笹生さんが誰かわからない。


錦「丸山くんとかにも止められてんけどさ、いつかは知ることやろと思って」

『…んまぁ、そうだけどね』

錦「笹生さんって俺話したことないなあ。最初の方めっちゃグイグイ来られたけど、無視しとってん。最近は嫌われてるっぽい」


いやいや、嫌われてるっぽいっていうか、

それ嫌われてるよ。


なんなら理由が明確すぎて気付かないのが怖いくらいだよ。


と言いたいところを、

なんとか堪えて別の言葉を話す。


『笹生さん、私わからないや。まだ顔と名前一致してないし』

錦「え?Aの隣やん」


…はい?


私の隣ってあの新学期早々私の事睨んできたお姉さん??


錦「大倉くんは最初断ってんけど、笹生さんが押し切ったらしいで〜」

『そうなんだ…』


大倉くんはやっぱりモテるんだな。


私が隣に居ていいような人じゃないんだ。


『まぁいいと思うよ^^*』

錦「…うん、俺もそう思う」



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作者名:ゆりかご | 作成日時:2021年5月23日 2時

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