101 ページ11
.
特進へ行ったからには勉強の手は抜けず、
けど今までやってきた分が染み付いて取れない。
既に1ヶ月が経った今でも割と余裕を持てている。
錦「A」
『お〜、おはよう』
錦「俺昨日知ってんけどさ、大倉くんと
おぉ、朝から中々の爆弾発言。
けど笹生さんが誰かわからない。
錦「丸山くんとかにも止められてんけどさ、いつかは知ることやろと思って」
『…んまぁ、そうだけどね』
錦「笹生さんって俺話したことないなあ。最初の方めっちゃグイグイ来られたけど、無視しとってん。最近は嫌われてるっぽい」
いやいや、嫌われてるっぽいっていうか、
それ嫌われてるよ。
なんなら理由が明確すぎて気付かないのが怖いくらいだよ。
と言いたいところを、
なんとか堪えて別の言葉を話す。
『笹生さん、私わからないや。まだ顔と名前一致してないし』
錦「え?Aの隣やん」
…はい?
私の隣ってあの新学期早々私の事睨んできたお姉さん??
錦「大倉くんは最初断ってんけど、笹生さんが押し切ったらしいで〜」
『そうなんだ…』
大倉くんはやっぱりモテるんだな。
私が隣に居ていいような人じゃないんだ。
『まぁいいと思うよ^^*』
錦「…うん、俺もそう思う」
.
178人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆりかご | 作成日時:2021年5月23日 2時