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お昼時になると、
近くのレストランに入った。
『誰か荷物番してて〜』
安「僕も買いに行くわ〜」
錦「ほな俺残る」
みんなで荷物を漁って、
誰が行く行かないを話した。
大「ええよ、座っとき」
『え？』
大「俺買ってくる。あれ好きやんな？？」
『…ありがとう』
大倉くんが言った食べ物は、
まさに私が頼もうとしてたもの。
錦「ちょっとトイレ行ってくる」
丸「はいはい、いってらっしゃい」
亮が席を立って、
私と丸山くんだけ、また2人になる。
丸「楽しい？」
『うん^^*』
丸「よかった。ほんまは嫌なんちゃうかなってずっと思っててん」
『全然！そんな事ないよ』
丸山くんは本当に優しい。
丸「……今日さ、2人で帰ってみたら？」
『……2人で』
丸「ほんま、嫌やったら全然僕とか送るし、ええよ」
『…私、大倉くんと上手く話せるか分からなくて』
さっきの短い会話でさえ戸惑ったんだもの。
ここからの帰り道なんてきっと話せるわけがない。
丸「大倉は一生懸命話そうとしてくれると思う」
『…うん、わかってる』
丸「ごめんな、お節介で、笑」
ううん、丸山くんがお節介なんじゃない。
私がビビりでヘタレなだけ。
『…私、昔あった事故のことを大倉に言いたくて』
丸「…？」
『…それを言った上でもう1回告白しようと思ってるんだ』
ずっと思ってて、
ずっと言えてない。
丸「そっか^^*。2人のタイミングやんな、ごめんごめん」
『ううん、ありがとう。色々気使ってくれて』
するとタイミングよくみんなが戻ってきて、
大倉くんが私の前にご飯を置いてくれた。
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作者名：ゆりかご | 作成日時：2021年5月23日 2時
