初恋は大人味 (ページ7)

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3人とも着替えが終わって、

表に出ればすぐに大倉くんたちがいた。

『お待たせ』

大「ん。ええよ」

私を見た大倉くんはなぜだか一瞬驚いたような顔をした。

と「大倉くん、Aの水着期待しとったやろ。」

『ちょっと、としは。』

大「うん。ほんまは少し期待しとった。」

私は水着に上にすぅくんから借りたTシャツを着てる。

と「な？だから言うたやろ？)ﾎﾞｿｯ」

『やめてよ笑』

と言いつつも、実は割りと嬉しかったりもする。

と「私田中くん狙いやから、大倉くんとうまくやってな。」

じゃ。と言ってとしはは行ってしまった。

大「あれ？渋谷さんは？」

『あぁ、田中くんたちとビーチバレーに…』

大「狭山さんはええの？」

『うん。日焼け止めまだやし。』

大「そう？ほな俺も残ろうかな」

そういうと大倉くんは私の隣に腰かけた。

大「Tシャツ、脱がへんの？」

そう聞かれるとすぐにすぅくんの顔が頭に浮かんだ。

『…日焼け、するの嫌やなと思って』

大「そっか。彼氏に着ろって言われた？」

『全然！そんなんちゃうよ！』

大「ははは！笑。うそうそ。顔赤いで」

大倉くんの優しい瞳と目が合う。

『大倉くんは彼女とかおらんの？』

大「なにそれ、期待してええの？」

『ちゃうし！』

大「いちいち反応おもろいなぁ笑。いじり甲斐あるわ笑」

大きく口を開けて笑い、

さっき買ったであろう飲み物を口に含んだ。

大「おらんよ。気になる子ならおるけどな」

『え！だれだれ？』

大「言わへーん笑。あ、渋谷さんと田中戻ってきた。」

『ほんまや。いい感じやね。』

大「俺ら退いたろか」

2人でこそこそと会話をして、すぐに撤退。

としは、上手くいくとええなぁ。

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