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渋谷side
安「急に家呼んで珍しいなあ」
「まぁ…」
色々あんねん。
安「…なんかあった？」
「………沙羅が…」
安「…？」
「…沙羅が会いに来た」
飲み物を飲むやすの手が止まった。
「俺ほんまどうしたらええかわからんくて、家入る？とか言うてもうたし」
安「まってまって、まずなんて言われたん？」
「最近どう？って」
安「わざわざ家まで来て？」
「家までってか…たまたまコンビニで会ってあいつが勝手に着いてきた」
むっちゃ自然に来たから断れへんかったし。
安「ってか、コンビニ何しに行ったん？タバコやめたやん？」
「アイス買いに行った。食う？」
安「しぶやんの分ちゃうの？」
「俺の分もあるけど、もう1個ある」
安「としはちゃんの分？」
「…………Aの分」
会う約束もしてへん。
家来るとも聞いてへん。
せやのに買ってもうた。
安「ほんまどこまで好きやねんなー笑」
「うっさいわ…」
安「で？沙羅はどないしたん？」
「昔はあーだったねとか今も付き合ってたらとか適当に話しとったから、全部聞き流して帰らせた」
バニラアイスの蓋を開けて、
テーブルの上に置く。
ﾊﾞﾝｯ
「「！！！！」」
と「お兄ちゃん！！」
「なんや、急にでかい声出すなや」
安「としはちゃん、こんにちは」
と「やすくん。こんにちは」
「で、なに？」
としはから目線を離し、
アイスを1口、口へ運ぶ。
と「A、大倉くんに告られたって」
安「え！！」
「ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ…ｺﾞﾎｯ…」
ほんまに？
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作者名：ゆりかご | 作成日時：2021年2月15日 3時
