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大倉side
丸「大倉、おはよ」
「…おはよ」
まるはすごい。
周りに心配されへんように普通を装ってる。
丸「大倉さ」
「ん？」
丸「今日飯行かへん？」
「飯？別にええけど。昼じゃあかんの？」
丸「夜がええの。」
なんやねん。絶対しょうもないやん。
「なんで」
丸「もー、冷たいなあ。お昼に焼肉は食われへんやろー？」
「あー……焼肉な」
丸「ほな決まりなー！」
ぴょんぴょんと飛び跳ねて、
いつも通り色んな人に挨拶を返す。
??「大倉くん」
「…？」
この子は確か…。
特進の
紗「あの…話したいことがあって」
「…うん」
そのまま人気のない場所へ連れてこられ、
モジモジする伊集院さんが話すのを待つ。
「…もう授業始まってまうで」
紗「あ！あの、ごめんなさい…」
「ええけど、どないしたん？」
紗「…私、ずっと大倉くんのことが好きでした。」
この子、普通に可愛いって噂やんなあ。
なんで俺なんやろ。
紗「付き合ってください…！」
どんな思いで告白したんやろう。
〜〜〜〜〜
「俺、思ったより…だいぶ、Aちゃんのこと好きやわ」
〜〜〜〜〜
「……ええよ」
紗「えっ…」
「ええよ、付き合おう」
きっと、すごい勇気を振り絞って言ってくれたんやろうな。
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作者名：ゆりかご | 作成日時：2021年4月17日 23時
