君をこの手で包みたい.2 (ページ14)

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Aside

ﾋﾟｺﾝｯ

丸〈Aちゃん！〉

丸山くんからの急な連絡。

〈どうしたのー？〉

丸〈ちょっと女子会しいひん？〉

そう言われて来たおしゃれなカフェ。

『これは女子会というのでしょうか…』

丸「まぁまぁ♡」

安「ええやんかー♡」

まぁいいのか？

よくない気もするけど。

『でも、なんで急に…』

丸「あーと、んーと…」

安「恋バナ！」

何故か戸惑う丸山くんと、

それを遮るように話す章ちゃん。

『なんか聞いたんでしょ』

丸「あ、…その…」

『ふふっ笑。ありがとう、でも平気だよ』

きっと、怒られると思ったんだろうな。

安「今回のことに限らず、他にもなんかあれば聞くで^^*」

丸「実は僕らも詳しいこと聞いてへんねん(^▽^;)」

優しい。この2人は優しいよ。

『大倉くんは私にはもったいない人だよ』

安「そうなん？」

丸「えー！大倉にAちゃんももったいないけどなぁ！」

安「怒られんで笑」

『大倉くんは優しいし、無邪気で子供っぽいとこもあるけど、いざと言う時は男らしくて…歩く時も大倉くんから手繋いでくれるし、当たり前のように道路側歩いてくれるし…』

1個言い出すとどんどん溢れて止まらない。

どれだけ好きなんだ。

安「ふふっ笑。幸せそうで良かった^^*」

丸「なぁ、なんも心配することなかった^^*」

『もったいないくらい幸せだよ』

この時ちゃんと話しておけばよかった。

そしたらもっと…。

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