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冬休み明けからテスト対策を怠らなかった私は、
担任に呼ばれ特進についての説明をされた。
安「よかったやん！お祝いしよ！」
丸「来年から一緒にお勉強やな！」
『ありがとう笑』
錦「特進来るの？」
『うん、今日の放課後手続きして帰る』
錦「ふーん。ほな登下校デートできるな^^*」
亮は本当になに言ってるんだろう。
??「あの、ちょっといいですか…」
『あ、ごめんなさい』
声をかけられて、
椅子を限界まで前に動かした。
安「僕あの子知ってるー」
『え？』
丸「特進の子やで、学年2位の浅山さん」
『2位って、丸山くんじゃなかったっけ？』
丸「僕1回抜かされて、そこからずっと笑」
大倉くんの次に頭がいい子…。
錦「なんか、典型的なガリ勉って感じやんな」
『ちょっと、亮！』
錦「えーだってそうやん。髪は邪魔にならへんように後ろでひとつ結び、メガネのレンズかなり分厚いで？」
レンズが分厚いのはしょうがないと思うけど…。
錦「彼氏いたことなさそー。」
『そこまで言わなくても…』
浅「あの…」
どこかへ行ったはずの浅山さんがすぐそばに居た。
浅「私、別にあなた達になんて思われようが構いません…けど、人のことをバカにしか出来ない人はいつか痛い目見ると思ってます…」
錦「……で？」
浅「私は彼氏がいなくても生きていけますし、男ばかりに縋るつもりもありません…あなた達とは違います」
ちょっと、この空気最悪…。
安「ちょっと待って、それ、Aちゃんが男に縋ってるって言いたいん？」
浅「…それ以外何があるんですか…」
安「…可哀想。君が。」
浅「………もう行きます」
最悪だ。終わった。
『あの…』
安「気にせんでええよ^^*」
錦「Aは可愛いからな」
なんで急にこんな甘やかされてるんだろう。
別にいいのに。
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作者名：ゆりかご | 作成日時：2021年4月17日 23時
