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安〈着いたけど、ピンポン押さん方がええよな？〉
〈うん。今行くね〉
トイレに行く、と言って、
玄関を静かに開ける。
『車は？』
安「マネージャーに送ってもらった」
しょうちゃんはたくさんの荷物を抱えていた。
『これ、どうしたの…』
安「ん？手土産」
手土産の量じゃないけど…。
『いい？』
安「おん」
2人して緊張する。
『…パパ』
父「ん？♡」
『紹介したい人がいます』
父「うん？お友達かな？」
一瞬、すごい嫌な顔をされた。
安「こんにちは」
父「え？！」
安「え？！」
『？？』
母「どうしたの？」
父「やっさん！」
安「ちょ、その呼び方やめてやようちゃーん笑。」
え？
なに？
どーゆーこと？
安「大阪行くと毎回一緒に飲むおっちゃん！」
父「Aの前でおっちゃんはやめてー！笑」
いい歳したおっさんがはしゃいでる。
父「連絡取って、大阪来るって言う時はほぼ毎週飲んでる」
安「やんなー？」
『えっと…じゃあどうぞ…』
安「あ、そうそう。あんなー、ちょっと前彼女できたって言うたやん？」
父「おんおん。」
安「ようちゃんの娘やねん」
父「えー！！」
え？怒んないの？
『パパ…』
父「ん？」
『私、しょうちゃんが好き』
父「……うん´`*。やっさんなら安心´`*」
安「ありがとう」
『ありがとう』
まさかの展開で驚きが隠せないけど、
あのパパがすんなり納得してくれてよかった。
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作者名：ゆりかご | 作成日時：2021年1月2日 2時
