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先「ここからは各班に分かれて行動してもらいます」
目的地、大阪に着いた。
『みんな行きたいとこある？』
海「美味しいお店^^*」
真「(海月の行きたいとこなら)どこでも」
『ほかの2人は？』
柚「妙子ん家」
吉「特には^^*」
ちょっと約1名違かったけど。
『んーじゃあちょっと別行動する？そのあと合流する形で』
真「ほんとに！飯島ちゃんありがとう！！！！」
わー早。
海月ちゃんの手引っ張ってどっか行っちゃった。
『3人で回ろうか…笑』
柚「吉良くんは平気？」
吉「うん。全然^^*」
柚「イケメンはどこまでも完璧だね」
吉「鷺沼さんこそ^^*」
多分吉良くんは素で言ってるんだろうな〜。
『じゃあ行こっか』
柚「だね」
適当にお店を見て回って、
食べ歩きできるものをたくさん買って食べた。
『やっぱ本場のたこ焼きは違うねー』
柚「ねー。美味しかったー。」
3人で並んで歩いているとすごい人混みができていた。
吉「すごい人混みだね」
柚「ね。芸能人かな」
吉「ロケしてるみたい」
私はそこまで身長が高くないから見えないけど、
吉良くんは撮影の機材が見えたみたい。
柚「行っちゃえ」
『ちょ、柚葉！』
吉「待って。」
柚葉が人混みに飲まれて行くのを後ろから見つめる。
『柚葉行っちゃったよ？』
吉「人混みすごいし、なんかあったら大変だから」
吉良くんが私の手を優しく握る。
吉「人混み抜けるまで、ちょっと我慢して」
手を強く握られて、人混みに潜っていく。
『あ、すみません…』
肩がぶつかる。
人混み苦手だ。
柚「あ、2人とも」
吉「待たせてごめんね」
『急に行くからびっくりしたよ笑』
この時の私は、
これから起こる出来事なんて知る由もなく、
呑気に大阪観光を楽しんでしまった。
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作者名：ゆりかご | 作成日時：2021年1月2日 2時
