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吉「Aちゃん」
『あ、吉良くん…』
吉「どうした？なんか元気ない？」
顔に出てるかな。
でも笑われるよね、
安田さんに1ヶ月半会えなかっただけで
こんな凹んでるだけなんて。
前までが異常だったんだもんね。
推しが話しかけてくれて、応援してくれて。
今が普通なんだよ。
『平気だよ。作業しようか^^*』
吉「いよいよ来週だねー」
『ねー。あっという間だったー。』
最後の仕上げに、しおりの色付けに入る。
真「吉良ーーー！！！」
吉「ちょ、真緒うるさい。図書室だし。」
『真緒くん？どうしたの？』
急に真緒くんが入ってきた。
なんかすごい凹んでる。
真「海月に嫌われた…」
吉「始まった…」
真「今回はガチ…」
今回はって。
今まで何回かあったんだ。
吉「なにあったの？」
『あの…』
真「どーしたの飯島ちゃん」
『図書室の人すごい見てるので…場所変えましょう…』
さっきから視線が痛い。
真「それでさーあー」
ファストフード店に移動して話を聞く。
真「今日は俺の部屋に海月が来てて」
吉「ふーん。珍しいね」
真「それで…」
〜〜〜〜〜
海「ねぇ真緒くん」
真「ん？」
海「真緒くんって今まで彼女いたことあるの？」
真「んー？あるよー？」
海「ふーん…例えば？」
真「えー、小学校の時はさわちゃんとか、
中学ではもえちゃんあかりちゃんすずはちゃんにはなちゃんでしょ？
高校入ってからは隣のクラスの矢澤ミカとあとは佐藤ヒナ。」
海「………帰る」
〜〜〜〜〜
真「俺なんかしたかな〜〜…」
吉「さぁね〜^^*」
なんかしまくってるのに答えない吉良くんは
ちょっと意地悪なのかもしれない。
吉「Aちゃんは？どう思う？」
『ん？』
吉「じゃあもしAちゃんが二階堂さんの立場だったら」
私が海月ちゃんの立場だったら…。
『…すごい…嫌です…』
真「はーーーっΣ( ꒪□꒪)‼」
吉「ふふっ笑」
海月ちゃんも嫌だったんだろうなー。
真「俺、海月と話してくる。」
吉「ん。いってらっしゃい。」
真「飯島ちゃんもありがとうね！！」
2人がうまくいったらいいな^^*
吉「それじゃ、そろそろ行く？」
『え？あ、うん。』
吉「あれ？まだ飲み物残ってた？」
『違う！』
吉「それとも僕とデートする？」
『あの、いや…帰ります…』
吉「そんな嫌がらなくても笑。駅まで送るよ」
こんなイケメンと外歩いたら私後ろから刺されるんじゃないかな。
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作者名：ゆりかご | 作成日時：2021年1月2日 2時
