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学校の行事。
私の高校は各学年、
2泊3日で宿泊学習に行く。
先「男3、女3でグループを作ってくださーい」
『とりあえずここ2人は決まりでいいね』
柚「もちろん」
班決めが1番苦手だ。
『あともう1人…もうグループできちゃってるか』
柚「いるよ？あそこに1人オドオドした子が。」
教室の隅っこで話しかけられずに下を向いてる海月ちゃん。
『私行ってくる笑』
柚「いってらー」
クラスの人の間をすり抜けて、
海月ちゃんに声をかけた。
『海月ちゃん』
海「あ、Aちゃん…」
『班、よかったら一緒にどう？』
海「〜〜！！ぜひ！」
こうして女子3人は決まった。
柚「どこの男と組むかー」
海「あの、私男の子苦手で…」
柚「ガツガツ系は辞めようか笑」
『そうだね笑』
柚「あいつとかね。羽沢 真緒。」
真緒くんは顔整ってるしスポーツはできるけど、
正直おちゃらけてて好きじゃない。
柚「でもその隣がいいんだよねー！九条 吉良。」
『爽やかだよね』
海「あの…私真緒くんは平気で…」
柚「え？1番だめそうなのに？」
真「海月ーー！！！一緒に組もー！」
柚「は？！」
仲良いのかな？
海「真緒くん、声大きいよ…」
柚「どゆこと？！」
海「実は幼馴染で…」
真「ほら吉良もー！早く来てー！」
吉「真緒うるさいってば笑」
あ、近くで見るの初めてかも。
まつ毛ながー。
顔綺麗だなー。
吉「…？僕の顔なんか付いてる？」
『あ、ちが…ごめんなさい』
吉「ふふっ笑。一緒に組んでもいいかな？真緒が二階堂さんとじゃないと嫌って駄々こねて笑」
『全然！おかまいなく』
真「紙出してきたー。」
早っ。
海「あれ？真緒くん、そっちのもう1人の男の子は？」
真「あー田中？さっき帰った」
柚「また体調悪いのかな」
『あぁ、あのしょっちゅうお腹痛くなる子…』
災難だな。
当日は体調崩さないといいね田中くん。
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作者名：ゆりかご | 作成日時：2021年1月2日 2時
